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対照 佐内正史の写真

執筆:小金沢智 

公開:2009年11月13日

会期:2009年10月10日~2010年01月11日 会場:川崎市岡本太郎美術館
岡本太郎の死後十余年が経つもその名を冠する川崎市岡本太郎美術館は、単なる個人美術館の枠を超え、積極的に現代美術の展覧会を行い活動の幅を広げている。

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足立喜一朗:シャングリラ2

執筆:桝田倫広 

公開:2009年11月11日

会期:2009年09月18日~2009年10月24日 会場:YUKA TSURUNO
足立喜一朗が展覧会に際して書いたステートメントの主題は、自然と人間との共生という幻想への疑義である。それは、例えば自然公園の異質さ、あるいは愛玩動物という存在の不気味さ、はたまたエコの胡散臭さなど・・・

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河口龍夫:言葉・時間・生命

執筆:小金沢智 

公開:2009年11月09日

会期:2009年10月14日~2009年12月13日会場:東京国立近代美術館
さまざまな素材を用いながら、物質と物質、あるいは物質と人間との間の、目に見えない関係を浮かび上がらせようという一貫した姿勢で制作を続けている河口龍夫・個展のレビュー。

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小林耕平:右は青、青は左、左は黄、黄は右

執筆:平田剛志 

公開:2009年11月06日

会期:2009年09月26日~2009年10月24日 会場:山本現代
ゴミを拾う、草刈りをする、自転車に乗る、ビニールテープを転がすなどの日常の行為を淡々と映像作品に映し出す小林耕平の個展レビュー。

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放課後のはらっぱ:櫃田伸也とその教え子たち

執筆:小金沢智 

公開:2009年11月04日

会期:2009年08月28日~2009年10月25日 会場:愛知県美術館
愛知県美術館と名古屋市立美術館の二館で同時開催された「あいちトリエンナーレ2010」のプレイベント。愛知県立芸術大学で1975年から2001年まで教鞭をとった画家・櫃田伸也と教え子19名をテーマとする。

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多摩川で/多摩川から、アートする

執筆:田中みずき 

公開:2009年11月02日

会期:2009年09月19日~2009年11月03日 会場:府中市美術館
開催地域の特長を生かし山や街で作品を展示する野外アートフェスが多く開かれる現在、敢えて美術館という箱のなかで地域をテーマにした展覧会が開かれている。

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東信:adidas Plants Exhibition

執筆:小金沢智 

公開:2009年10月29日

会期:2009年10月10日~2009年10月11日 会場:adidas Plantsハウス
adidas Originalsプロデュースの下、東信が制作したビニールハウスで東のアイデアを反映した同ブランドの新作スニーカーやジャージが展示された。

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伊藤遠平 展

執筆:小金沢智 

公開:2009年10月26日

会期:2009年09月19日~2009年10月17日 会場:ユカリアート・コンテンポラリー
男女問わず極端にデフォルメされた細身の人物像の、体だけではなくその衣服にまで刻み込まれた夥しい数の皺。2007年、村松画廊で伊藤遠平の個展を見たときの衝撃が忘れられない。

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水都大阪2009

執筆:平田剛志 

公開:2009年10月22日

会期:2009年08月22日~2009年10月12日 会場:中之島公園、大阪市内各所
プロデューサーに大地の芸術祭・越後妻有アートトリエンナーレの総合ディレクターである北川フラム氏などを迎えた「川と生きる都市・大阪」をテーマに開催される水都大阪2009のレビュー。

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TOKYO FIBER '09:SENSEWARE

執筆:小金沢智 

公開:2009年10月19日

会期:2009年09月18日~2009年09月27日 会場:21_21 DESIGN SIGHT
2009年4月、ミラノトリエンナーレに合わせてトリエンナーレ美術館で開催されたデザイナー・原研哉ディレクションによる「TOKYO FIBER ‘09」の巡回展。

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第1回所沢ビエンナーレ美術展「引込線」

執筆:小金沢智 

公開:2009年10月15日

会期:2009年08月28日~2009年09月23日 会場:所沢ビエンナーレ
昨年のプレ展に始まり今回第一回を迎えた「所沢ビエンナーレ美術展 引込線」の「企画概要」。その中に「美術家のみならず、執筆者も同じ地平の表現者として参加願うこと」という一節があり・・・

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大竹伸朗 直島銭湯「I♥湯」

執筆:田中みずき 

公開:2009年10月12日

毎日、コラージュブックにピンナップなど暮しの中で見つけたものを貼り付け、上から絵具でペイントする制作を続けてきた現代美術家・大竹伸朗が、今回は日常で使う「生活の場」を作り上げた。銭湯である。

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三瀬夏之介:問月台

執筆:小金沢智 

公開:2009年10月08日

会期:2009年09月07日~2009年10月10日 会場:中京大学アートギャラリー C・スクエア
遡ることおよそ二年前、中京大学アートギャラリーC・スクエアで企画された「日本画滅亡論」展に三瀬夏之介はキュレーターの森本悟郎に依頼され、≪日本画滅亡論≫を出品した。

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KOMAZAWA MUSEUM X ART

執筆:平田剛志 

公開:2009年10月05日

会期:2009年09月12日~2009年09月27日 会場:KOMAZAWA MUSEUM X ART
都内最大級の住宅展示場である駒沢公園ハウジングギャラリーで開催されたアートフェアイベントの、より生活空間を想定したモデルハウスでの試みを解釈する。

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鴻池朋子展 インタートラベラー 神話と遊ぶ人

執筆:小金沢智 

公開:2009年10月01日

会期:2009年07月18日~2009年09月27日 会場:東京オペラシティアートギャラリー
「具象」に対する注目が高いようだ。1994年から上野の森美術館で開催している、全国の美術関係者が40才以下の作家を選出し、平面作品を出品する「THE VISION OF CONTEMPORARY ART」、通称「VOCA」展・・・

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第1回所沢ビエンナーレ美術展「引込線」

執筆:桝田倫広 

公開:2009年09月28日

会期:2009年08月28日~2009年09月23日 会場:所沢ビエンナーレ
西武鉄道旧所沢車両工場を舞台に、オルタナティブ・スペースを彷彿とさせる殺伐とした灰汁の強い佇まいの第1回所沢ビエンナーレ美術展「引込線」レビュー。

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Stitch by Stitch:針と糸で描くわたし

執筆:田中みずき 

公開:2009年09月24日

会期:2009年07月18日~2009年09月27日 会場:東京都庭園美術館
本展覧会の副題は、「針と糸で描くわたし」である。「わたし」という言葉が曲者だ。女性が一人称として使うことの多い言葉である。漢字の「私」でなくひらがなが持つやわらかさが、その印象を強くする。

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大巻伸嗣:絶・景 -真空のゆらぎ

執筆:小金沢智 

公開:2009年09月21日

会期:2009年08月01日~2009年11月08日 会場:トーキョーワンダーサイト渋谷
大巻が今回インスタレーションの素材として使っているのは、ゴミを焼却することで生まれたスラグである。今回大巻は、スラグを敷き詰め大量の水までも使用し大規模なインスタレーションを展開した。

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直島銭湯「I♥湯」

執筆:小金沢智 

公開:2009年09月16日

会期:2009年07月26日~ 会場:直島銭湯「I♥湯」
銭湯や温泉の大浴場の、大きい浴槽に足を伸ばして入ることができる環境だけでも十分得難いものなのに、さらなる付加価値を求めてしまう自分はなんて欲深いのか。

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間島秀徳:Kinesis / 水の森
 −小杉放菴とともに−

執筆:小金沢智 

公開:2009年09月09日

会期:2009年07月25日~2009年09月13日 会場:小杉放菴記念日光美術館
おぞましい幽霊画を見てゾッとし、血しぶきが飛び散る無惨絵を見てウッと目を背けることがある。痛覚を刺激するそのような絵画から抱く〈恐怖〉とは、描かれている対象の具体的な形象によるところが大きいが・・・

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松本陽子/野口里佳:光

執筆:小金沢智 

公開:2009年09月07日

会期:2009年08月19日~2009年10月19日 会場:国立新美術館
評価に困る展覧会である。松本陽子の絵画も、野口里佳の写真も、それぞれの作品が半ば回顧的に展示されており非常に充実している。しかし、作品としての充実度と展覧会としてのそれはまったく別だ。


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