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愛しの女たち 永遠の西村宣造 追悼展
展覧会
執筆: カロンズネット編集3   
公開日: 2013年 10月 09日

「ARLEQUIN-15」銅版画 ED35/50 1980年

2012年12月26日に急逝(享年69才)された西村宣造先生の追悼展は、東京、神戸また東京と巡回し、この大阪展が最後になりました。
いつも周囲がハラハラさせられるような瀬戸際まで自分を追い込む制作姿勢から生まれる魅力的な作品は、多くの方々に愛されつづけました。
1978年パリ遊学から帰国後にはじめた銅版画によるアルルカン(女道化師)シリーズはカフェホールで演技をする女性の舞台裏やアパルトマンでの日常のくらしをやさしく、あたたかく見つめ、女性の愛や希望への願望を切なくペーソスに包んで多く描きました。
このたびは此のシリーズでもっとも愛らしく素晴らしい表情をした女性像といわれ、ただ1点残った小さい銅版画作品も出展します。
近年は鉛筆画を集中して描き、テーマは「永遠の刻を求めて」でした。永遠にいきつくことがあれば ”あの人に”巡り会う事があるだろうか 作品によせた西村氏の文章の一部です。許しも祈りも女性を描くことで昇華してきた銅版画や鉛筆画、珍しいデッサン画など50点余をご高覧下さい。

[作家プロフィール]
西村宣造 
1943年大阪生まれ

1962年大阪市立工芸高校卒業

日本大学哲学科中退、1974年 パリに遊学 油絵ル・サロン出品、激励賞受賞
1978年帰国後、銅版画アルルカンシリーズ制作を始める。

1988年版画集『アルルカン』、1995年 版画集『夢窓 六人の女』を出版。

ジョーゼフ・ヘラー、ジャン・コクトー、フランソワ・サガンなどの著書の
表紙絵を描く。銅版画、リトグラフ、鉛筆画等のドローイングによる個展を各地で開催。
2012年12月逝去


全文提供:ワイアートギャラリー
会期:2013年10月22日(火)~2013年11月6日(日)
時間:11:00 - 19:00
休日:月
会場:ワイアートギャラリー
最終更新 2013年 10月 22日
 

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