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未来の体温 after AZUMAYA
展覧会
執筆: カロンズネット編集3   
公開日: 2013年 10月 08日

高橋大輔
無題(ミガラウ)、 2011-2012年、h.470 x w.280 mm、
oil on canvas, wood panel、 Courtesy of HARMAS GALLERY

拝啓 初秋の候、皆様におかれましては益々ご清祥のこことお慶び申し上げます。
この度、白金アートコンプレックス 2F ARATANIURANO と 3F 山本現代におきまして、10 月 5 日(土)から 11 月 2 日(土)まで、合同グループ展「未来の体温 after AZUMAYA」を開催する運びとなりました。本展は、昨年鬼籍に入られたキュレーター東谷隆司氏を偲び、かねてから親交の深かった美術批評家の椹木野衣氏にキュレーションを依頼し、5 名のアーティストを選出、構成した展覧会です。
東谷隆司氏は 1999 年に世田谷美術館にて「時代の体温」という日本の美術史に残る展覧会を企画しました。そして、横浜トリエンナーレ、東京オペラシティアートギャラリー、森美術館といった首都圏の現代美術の中心となる施設の立ち上げに関わった後に独立。「ガンダム 来たるべき未来のために」(サントリーミュージアム天保山ほか巡回、2005-2007 年)などを手がけました。複数のキュレーターのうちの一人として参加した「釜山ビエンナーレ 2008」では実力を認められ、2010 年の同ビエンナーレでは総合コミッショナーを務めるなど国内外での活躍を期待されておりました。 また、キュレーターとしてだけでなく、執筆家・音楽家・アーティスト・パフォーマーでもあり、多彩な才能を持つ希有な存在でした。
東谷氏の見据えた未来を思い、今を生きている私たちはどのような未来を作っていくのか。時代の体温を感じながら表現を続けるアーティストたちを通じて、そのことを考えるきっかけとなりましたら幸いです。
つきましては、是非本展をご高覧頂きますよう、皆様のご来場を心よりお待ち申し上げております。
敬具


ARATANIURANO
山本現代

◎キュレーター
椹木野衣

◎出品作家
赤城修司・竹内公太・高橋大輔・吉村大星・東谷隆司

◎パフォーマンス
2013年10月16日(水)白金アートコンプレックス3F 山本現代にて
山川冬樹による、東谷隆司の遺作「DIE IN」を用いた死者との「合奏/饗宴/共演」
午後7時開場・7時30分開演、
入場料 : 1000円(1ドリンク付き)

◎DOMMUNE配信
2013年10月9日(水)21:00~
出演:椹木野衣・矢野優、山川冬樹
http://www.dommune.com/

◎協力
HARMAS GALLERY, SNOW Contemporary


全文提供:ARATANIURANO
会期:2013年10月5日(土)~2013年11月2日(土)
時間:11:00 - 19:00
休日:日・月曜、祝日
会場:ARATANIURANO、山本現代
最終更新 2013年 10月 05日
 

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