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Published: September 06 2013 |
ブルームギャラリーでは、松野幸一写真展「REBORN」を開催いたします。 2011年に発表したインドのガンジス河を舞台にした写真展「GANGA~そのボートの行方~」、2012年に発表したモノクロームの写真展「夢の跡」に続く3回目の個展である本展では、新作を展示販売いたします。 是非ともご高覧ください。 皆様のご来廊をお待ちしております。
[作家コメント] この作品は、何かが朽ちてゆく「崩壊」のイメージと、そこからまた何かが現れる「再生」のイメージを集めたものです。わたしは崩壊と再生の瞬間に立ち会うとき、非常に興奮し、それを写真に収めたいという欲求にかられます。 崩壊しまた再生するものは、必ずしも生命を持つものとは限りません。それは干涸びた池の底である場合もあるし、近代的なビルディングの場合もあるでしょう。そうした無機質なものでさえ、朽ちてゆきまた蘇ることを想像することは、 わたしにとってゾクゾクすることなのです。
仏教用語で「諸行無常」という考えがありますが、このことばが表すように、すべての物事は同じところに留まったり、同じ形を止めておくことはありません。つねに変化し、崩壊と再生をくり返すのだと思います。 そしてわたしたち人間もその例外ではなく、生を受けた瞬間から死に向かって老いてゆきます。でもその自然サイクルのなかで営々と子孫を残し、やはり再生してゆくのです。
わたしはこの作品で再生する存在の力強い美しさを表現しようと試みました。それは、今わたしの心のなかにある閉塞感、失望感、倦怠感、徒労感といった厭世的な気持ちを癒すためです。 そして同時に、これを観ていただく方々の気持ちも前向きになると信じています。本作品「REBORN」に共鳴・共感してもらえる部分があれば、たいへんうれしいと思います。
松野幸一
[作家プロフィール] 松野幸一(Matsuno Koichi)
1962年 大阪生まれ 1984年 公立中学校の教諭として教壇に立つ 1999年 中学校教諭を辞め、インドを放浪する 2002年 日本写真映像専門学校卒業
【個展】 2012年 「夢の跡」Bloom Gallery(大阪) 2011年 「GANGA~そのボートの行方~」Bloom Gallery(大阪)
【グループ展】 2012年 大阪写真月間 写真家150人の一坪展「夢の跡」キヤノンギャラリー(大阪) 2010年 大阪写真月間 写真家150人の一坪展「センファル(生活)」富士フィルムフォトサロン(大阪) 2008年 大阪写真月間 写真家150人の一坪展「新・フラネールの眼」ギャラリー千(大阪) 2006年 大阪写真月間 写真家150人の一坪展「フラネールの眼」富士フィルムフォトサロン(大阪) 2004年 大阪写真月間 写真家150人の一坪展「0(ゼロ)」富士フィルムフォトサロン(大阪) 2002年 大阪写真月間 写真家150人の一坪展「霧のち晴れ」ビジュアルアーツギャラリー(大阪) 2002年 日本写真映像専門学校 卒業制作展「癒しの大地」「霧のち晴れ」富士フィルムフォトサロン(大阪)
全文提供:Bloom Gallery
会期:2013.9.3~2013.9.15 時間:13:00-19:00(final day - 19:00) closed on Monday 会場:Bloom Gallery
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Last Updated on September 03 2013 |