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手塚治虫×石ノ森章太郎 マンガのちから
展覧会
執筆: カロンズネット編集3   
公開日: 2013年 6月 13日

©手塚プロダクション ©石森プロ

夢、希望、勇気・・・ “マンガのちから”は、私たちにたくさんの感動を与えてくれます。いまや世界的な文化として成長したマンガ。その地位が確立したのは、マンガの可能性を大きく広げた“マンガの神様” 手塚治虫と、それに呼応しマンガを育て上げていった“マンガの王様”石ノ森章太郎の存在があったからと言えるでしょう。その親しみやすいイメージとユニークなキャラクター、普遍的なテーマを含んだ物語などに特徴づけられる彼らの作品は、今もなお人々を魅了し続けています。
本展では、この二人の歩み、作品に込められたメッセージを、「鉄腕アトム」、「ブラック・ジャック」や 「サイボーグ009」、「仮面ライダー」といった代表作の原画や様々な映像などで振り返りながら、“マンガのちから”の源流を探ります。二人のマンガから大きな影響を受けて育った、現在各界で活躍する著名人たちによるオマージュ作品も紹介します。世界を変えてきた“マンガのちから”を感じる、またとない機会となるでしょう。

[作家プロフィール]
手塚治虫
本名:手塚治。
1928年11月3日、大阪府豊中市生まれ。
大阪大学医学専門部卒業。医学博士。
1946年『マアチャンの日記帳』でデビュー。 1947年『新寳島』が大ヒットする。
以来、日本のストーリーマンガの確立に尽くす。 また、アニメーションの世界
でも大きな業績を残す。
代表作に『鉄腕アトム』をはじめ『リボンの騎士』『火の鳥』『ブラック・ジャック』
『三つ目がとおる』などがある。 1989年他界。

手塚治虫 代表作品
私家版『ロスト・ワールド』(1940頃)/ 『マアチャンの日記帳』(1946)
『新寳島』(1947)/ 『ジャングル大帝』(1950)/ 『鉄腕アトム』(1952)
『リボンの騎士』(1953)/ 『罪と罰』(1953)/『黄金のトランク』(1957)
『パンパイヤ』(1966)/ COM版『火の鳥』(1967)/ 『どろろ』(1967)
『アポロの歌』(1970)/ 『人間昆虫記』(1970)/ 『トキワ荘物語』(1970)
『フースケ風雲録』(1970)/『百物語』(1971)/ 『奇子』(1972)
『ブラック・ジャック』(1973)/ 『三つ目がとおる』(1974)/ 『アドルフに告ぐ』(1983)


石ノ森章太郎
本名:小野寺章太郎。
1938年1月25日、宮城県登米郡(現・登米市)生まれ。
1954年、高校在学中に『二級天使』でデビュー。 高校卒業と同時に上京し、
漫画家生活に入る。
特撮実写作品『仮面ライダー』の原作者としても知られ、映像とマンガ連載を
並行して行うメディアミックスの分野を開拓した。
代表作に『サイボーグ009』『仮面ライダー』『佐武と市捕物控』『マンガ日本の歴史』などがある。 1998年他界。

石ノ森章太郎 代表作品
肉筆回覧誌『墨汁一滴』(1953)/ 『二級天使』(1954)
『火の鳥風太郎』(1957)/ 『快傑ハリマオ』(1960)/ 『龍神沼』(1961)
『おかしなあの子 さるとびエッちゃん』(1964)/ 『サイボーグ009』(1964)
『マンガ家入門』(1965)/ 『佐武と市捕物控』(1966)
『章太郎のファンタジーワールド ジュン』(1967)/ 『幻魔大戦』(1967)
『トキワ荘物語』(1970)/ 『仮面ライダー』(1971)
『人造人間キカイダー』(1972)/ 『がんばれロボコン』(1974)
『秘密戦隊ゴレンジャー』(1975)/ 『HOTEL』(1984)
『マンガ日本経済入門』(1986)/ 『仮面ライダーBlack』(1987)
『マンガ日本の歴史』(1989)


全文提供:東京都現代美術館
会期:2013年6月29日(土)~2013年9月8日(日)
時間:10:00~18:00(入場は閉館の30分前まで)
休日:月(ただし7月15日は開館)、7月16日
会場:東京都現代美術館
最終更新 2013年 6月 29日
 

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