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森末由美子:道草ルート
展覧会
執筆: カロンズネット編集3   
公開日: 2013年 6月 12日

「ざる」  2013
ざる、糸
25 x 25 x 11cm

森末由美子は1982年に京都に生まれる。 京都市立芸術大学、同 大学院にて版画を学ぶ。 森末は見慣れた日用品や身のまわりのものを使い、細やかな作業を通じて日常の風景を少しだけ変化させます。 塩の瓶のラベルを着色した塩で描いたり、風化した石を想起させるまでに削り込んだ本など、緻密な計算と超絶技巧に裏打ちされながらも、作業の結果うまれる偶然のかたちの妙や模様の美しさにはそれを凌ぐものがあります。

そこはかとないユーモアを醸し、日用品のもつ本来の意味と再構築された造形との絶妙の差異に見る者は深く魅了されます。

今回は装飾品や日用品として使われている植物の葉脈や繊維の網目の構造に刺繍を施した作品を中心に出品予定。 刺繍という線から面を作っていく作業によって葉脈や繊維の隙間を埋めていく、それはあったであろう「葉」や「実」のかたちにと再生していくかのようでもあります。

全文提供:ギャラリーほそかわ


会期:2013年6月3日(月)~2013年6月22日(土)
時間:12:30~18:30
休日:日
会場:ギャラリーほそかわ

最終更新 2013年 6月 03日
 

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