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栗木義夫:grope thinking Ⅱ
展覧会
執筆: カロンズネット編集3   
公開日: 2013年 5月 09日

 

栗木は今展のテーマであるgrope thinking (手探りで思考する事)を一貫して続けています。
素材である土、鉄、紙、絵具、キャンバスなど様々な素材と対話し、それらが誘発する形体の魅力と対話や思考をする事で、どこか不可思議な形体が導きだされていくのです。
今展では、素材の魅力を再考し、手びねり成形により形体に重きを置く事から手法を変え、板状にした粘土による成形である、たたら成形の手法で、土の着のみ着のままの感覚を重視しています。
平面作品では、和紙をコラージュしたり、描いては消しての繰り返しの中から形体を模索している独特の味わいが感じられます。手探りの繰り返しによって導きだされた作品は、向き合えば向き合う程に別世界へ意識を向かわせてくれるようです。栗木の形体や素材、「彫刻」に対する考察が感じ取れる新作を、是非この機会にじっくり感じて頂きたい。  

(ギャラリ―M )

※ 5/19 17:00- オープニングパーティ


全文提供:ギャラリーM
会期:2013年5月19日(日)~2013年6月9日(日)
時間:11:00 ~19:00
休日:月・火
会場:ギャラリーM
最終更新 2013年 5月 19日
 

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