展覧会
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執筆: カロンズネット編集3
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公開日: 2013年 4月 22日 |
・2005年に第8回岡本太郎記念現代芸術大賞特別賞、2010年に第20回タカシマヤ美術賞を受賞するなど、日本現代彫刻を牽引する作家の一人として注目されている棚田康司(1968年-、兵庫県明石市出身)の関西初個展。 ・棚田康司の大学院修了作品から代表的な少年少女をモチーフとする作品、さらに本展のために制作された最新作まで約50点の彫刻、さらに制作の源泉であるスケッチも展示。 ・当館隣接の旧岡田家住宅・酒蔵(江戸時代/重要文化財)に作品展示し、歴史的建造物との時代を超えたコラボレーションを実現。 ・本展タイトルにある「たちのぼる」とは、煙のようにゆらゆらと揺れながら天空へ昇っていく少年少女をモチーフとする本展初公開作につけられたタイトルでもあり、あらゆる試練に遭遇しながらも一人の人間として上昇するイメージ、また上昇して欲しいという想いが込められている。 ・最新作の一つ2対作《たちのぼる-少年の場合》《たちのぼる-少女の場合》を初公開。モチーフとなる少年が握る綱は東日本大震災を被災した東北生活文化大学高等学校普通科美術コース(仙台市)の生徒たち約140名によって、そして少女が握る綱は棚田氏の出身校であり、阪神淡路大震災が起こった年に生まれた兵庫県立明石高等学校美術科(明石市)2年生たち約 40 名によって編まれた。2本の綱は協力しあった同級生や後輩たち、そして遠く離れた被災地をつなぐ「絆」として結ばれる。
[作家プロフィール] 棚田康司
1968年 兵庫県明石市生まれ(現在は神奈川県茅ヶ崎市在住) 1993年 東京造形大学造形学部美術学科Ⅱ類(彫刻)卒業 1995年 東京藝術大学大学院美術研究科彫刻専攻修了(深井隆研究室) 1999年以降 ミヅマアートギャラリーにて個展開催 2001年 文化庁芸術家在外研修員として7ヶ月ベルリンに滞在 2005年 「第8 回 岡本太郎記念現代芸術大賞」特別賞受賞 2008年 個展「十一の少年、一の少女」(ヴァンジ彫刻庭園美術館、静岡) 2010年 「第20回 タカシマヤ美術賞」受賞 2011年 個展「○と一(らせんとえんてい)」(スパイラルガーデン、東京)
関連イベント: アーティスト・トーク:棚田康司 日時:4月6日(土)、28日(日) 各日14:00-15:00(予定) 場所:本展会場内 *聴講無料/要・当日観覧券(申込不要) ワークショップ「木で“家”をつくろう!」 作成した“家”は展示作品《家の少女》2010年とともに会期中展示されます。 講師:棚田康司 日時:4月7日(日)①10:30-12:30 ②14:00-16:00 場所:美術館1階講座室 定員:各回先着20名(小学生~大人、ただし10歳未満は要保護者同伴) 参加費:1,000円(材料費/観覧料含む) 事前申込:電話にてお申込ください(美術館072-772-7447まで、上記の時間どちらかをお選びください) 対談:三沢厚彦(彫刻家)×棚田康司 日時:4月27日(土)14:00-15:30(予定) 場所:美術館1階講座室 定員:100名 *聴講無料/要・当日観覧券(申込不要)
全文提供:伊丹市立美術館
会期:2013年4月6日(土)~2013年5月26日(日) 時間:10:00-18:00 (入館は17:30まで) 休日:月 会場:伊丹市立美術館
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最終更新 2013年 4月 06日 |