アンドレアス・ローレンスシャット:BETWEEN THE STARS |
展覧会 |
執筆: 記事中参照 |
公開日: 2009年 6月 25日 |
"The polarhouse" (2005); videoinstallation, 6.20min. loop sound, edition of 3 | 画像提供:ギャラリー・テラ・トーキョー | copyright(c) Andreas Rorenschat アンドレアス・ローレンスシャットの作品は実際の状況観察と過去・未来のイメージを(再)構築するという二つの間を振り子の様に揺れ動いている状況を表現しています。 作家はビデオ、写真、グラフィックス、文字、そしてパフォーマンスを用いる事によってメディアの対比を構成し、それは普段見慣れた観点とメディア自身によって変えられた観点の表現を可能とします。ローレンスシャットは具体的でありながら且つ同時に概念を表現する映像言語を特徴とし、この平行した認識を統合しています。繰り返されるリズム運動、フォルムの連続性、またストラクチャーの消滅も彼の作品の構成要素となっています。 今回の「Between the Stars」展のために、アンドレアス・ローレンスシャットは写真、動画、印字言語、作家自身による行動それぞれを編集しました。その作品は私達自身のローカライゼーションとアイデンティティーの喪失・回復の両方を表現します。 原点若しくはベンチマークとして考えられる様に、ローレンスシャットの作品は見るものを捕らえ見方を広げます。 弁証法的ソリティアの様に、作品はアート空間に精妙に展示され、多言語で表現され、作家のビジョンを描いています。 (テキスト: Christina Irgang ) アンドレアス・ローレンスシャットは1973年ドイツ生まれ。1999年ドイツカーツスルーエMedia Art at ZKM University of Art and Design, Candida Hofer, Dieter Kiesling and Mischa Kubal卒業。 ※全文提供: ギャラリー・テラ・トーキョー |
最終更新 2009年 7月 25日 |