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Teppei SAKO
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Published: February 07 2013

 

KUNST ARZT では、迫鉄平の初個展を開催します。 迫鉄平は、これまでイメージと人間の関係のあり方を問うてきました。 本展は、テレビや雑誌といったマスメディアが映し出すイメージを切り取り、時にはそのイメージが生み出された場に自身が踏み込み、そこで改めて生まれたイ メージを独自の色分解フィルターを通してシルクスクリーン作品として仕上げる試みと、「ものが存在し、それ以上でも以下でもない」スナップ写真の試みから 構成されます。 メディア・イメージを引用する迫にとって著作権の問題を避けることはできず、実際に表現を規制された経験もあります。しかし、その経験も含め、むしろ社会 に対する眼差しはより精鋭化し、表現に生かされています。ご注目して頂ければ幸いです。
(Kunst Arzt 岡本)

[作家コメント]
写真には絵に描き起こしたくなるものと、そうでないものとの2種類があります。撮影時には、かなり意図的に絵を描き起こしたくなるものを探しますが、結局1000枚に1枚でも描きたくなる写真があればマシというような場合がほとんどです。
私がシルクスクリーンを用いてケント紙にプリントする写真は、テレビ画面や映画を再生するパソコンのディスプレイ、低俗な雑誌のグラビア、観光写真などの、基本的に絵に描き起こすことができないどうしようもない屑写真です。
そして、その2種類の間に、視覚の追跡の結果の、「ものが存在し、それ以上でも以下でもない」スナップ写真があります。

[作家プロフィール]
迫鉄平
1988 大阪生まれ
京都精華大学大学院芸術研究科博士前期課程芸術専攻版画コース在籍中


全文提供:KUNST ARZT
会期:2013.4.2~2013.4.7
時間:12:00 - 19:00
Closed on Monday
会場:KUNST ARZT
Last Updated on April 02 2013
 

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