この度、CASHIでは2月1日より2月24日まで、帆苅祥太郎個展「うつろの観者」を開催致します。 　帆苅は、マットな黒を基調とし、FRPや石膏等で彫刻作品を制作する若手彫刻家です。 動物や人間などの生き物をモチーフとし、その有機性をなめらかで品格あるテクスチュアで表顕させます。作家自身が日々日常のなかで感じる得体の知れない”気配”や”黒いもやのような存在”、そのどこか霊的な感覚は、我々鑑賞者が彼の作品に対峙するとき揺るぎのない「揺らぎ」としてその場に立ち現れ、その越境的感覚を確かに、間近に感じることができるでしょう。 　およそ4年の沈黙を破り開催する今回の個展では、彫刻の延長としての平面作品に挑戦し、新作を中心に空間を構成致します。 今回は、途中に展示替えをはさみ、そのコンセプチュアルな世界をさらに効果的に展示致します。2/1から2/10を前半、後半は2/14から2/24までとなります。 帆苅祥太郎個展「うつろの観者」、2月1日初日のレセプションパーティーには作家も来廊致します。その世界観をさらにミニマルに昇華させた帆苅の新作を是非ご高覧、ご紹介賜りたく、ここにご案内申し上げます。

レセプションパーティー : 2013年2月1日(金) 18:00-20:00