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吉田有紀:Rider, Stream and Speed
展覧会
執筆: カロンズネット編集3   
公開日: 2013年 1月 11日

 

吉田有紀(1971年生まれ)は「ものの見え方は人によって異なる」という基本原則に倣い、人によって様々に解釈される形態を意識的に作品化してきました。 受け取り方に差のあらわれるイメージは、われわれの生活する社会のなかで、おぼろげだが確かにそこにある世界そのものであり、現実の曖昧さは真実の不確かさにつながっています。 作家はその矛盾を鑑賞者に投げかけています。

本展は英国のロマン主義の画家ジョセフ・マロード・ウイリアム・ターナー(1775-1851)の作品よりタイトルを想起し、生死の境にある異世界をさぐる試みとなっています。また会場に設置された大型オートバイから見る映像作品と通じて、作家の視点をご体感ください。

[作家コメント]
オートバイを危険なスピードで走らせているとアイディアが出てくる。死ぬかもしれない危険な状況だからこそ、鮮明に形がイメージできるのかも知れない

―吉田有紀

[作家プロフィール]
吉田有紀(1971年 神奈川県鎌倉生まれ)
1995年 多摩美術大学絵画科日本画専攻卒業
1997年 多摩美術大学大学院美術研究科修了
1998年 第3回昭和シェル石油現代美術賞入選
1999年 第10回関口芸術基金賞優秀賞
2000年 第11回五島記念文化賞新人賞
2000-01年 ロンドン大学スレード美術学校に学ぶ
2006年 NO BORDER 日本画から日本画へ(東京都現代美術館)
2009年 META II(高崎市タワー美術館ほか)
2010年 META II(神奈川県民ホールギャラリー)
2010年 個展・回顧展(カスヤの森現代美術館)
2011年 Gateway Japan(トーランス市美術館 カリフォルニア州)


全文提供:eitoeiko
会期:2013年1月11日(金)~2013年2月9日(土)
時間:12:00 - 19:00
休日:日・月・祝
会場:eitoeiko
最終更新 2013年 1月 11日
 

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