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加藤千尋:変化(へんげ)
展覧会
執筆: 記事中参照   
公開日: 2009年 5月 27日

≪交雑太夫≫2009年 acrylic, paper, wooden panel 120x176cm | copyright(c) Chihiro KATO | Courtesy of Yuka Sasahara Gallery

かつて日本には、何かの前兆や警告として存在した妖怪や伝説の生き物がいた。人はそう信じていた。
いつしかその生き物たちは物化して博物学の対象として扱われ、その神秘性を失った。
物事を解明する欲に抗い、何か分からない曖昧なもの、得体の知れないものがあってもいいのではないか。
信仰心と想像力で感じとる何かがあってもいいのではないか。

2007 年の初個展「花信」では、植物や鳥、海の生き物などが混じり合って生まれた新しい生き物を描いたペインティング作品を発表しました。あれから2年が経ち、進化とも退化とも言えない生き方をしたと思われる得体の知れない生き物が超越した存在となり、この世からあの世への境目を飛び越え、冥界から姿を変えて現われてきます。

※全文提供: ユカ ササハラギャラリー

最終更新 2009年 7月 04日
 

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