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Claudia Ahlering:Still Alive
展覧会
執筆: カロンズネット編集3   
公開日: 2012年 9月 07日

「Still Alive」Claudia Ahlering

ハンブルク(ドイツ)を拠点に活動するアーティスト Claudia Ahlering (クローディア・アーラリング)の個展 「Still Alive」を開催いたします。 昨年、ご好評をいただきました彼女の日本初個展「The Internal Organs(内臓)」に続く、弊廊では2度目のClaudia Ahleringの個展となります。本展覧会に向けて制作された最新のペインティング(油彩)及びドローイングを発表いたします。

コンセプト: Still Alive
人生において最も強壮な瞬間は誕生と死だと思う。昔のヨーロッパ絵画様式のスティル・ライフ (静物画)がこれら一連の作品の中心となるコンセプトである。伝統とポストモダニズムの間のボーダーラインに沿って、私はまるで叙情的な物語のようにイメージを通し表現方法を探求する。私の作品では、人間の身体が生命のあるスティル・ライフの形(ポージング、ペンディング)で創造され、被写体はエイジングや死すべき運命に身を委ねながらも実に生きている。 年をとることや、美しさ、バイタリティの減少を甘受し、人生をたまらなく愛している。被写体は、世界の美、素晴らしいものに取り囲まれ、それらに具現されているのかもしれない。自然と人間の顔の特性は、アポロ的な美とバランス形態に現れている。バイタリティと甘受することとは対立するかのように見え、可視的な知覚作用により緊張関係をつくる。

[作家コメント]
私は昔の巨匠たちの絵画がモダン・ペインティングと同じぐらい大好きです。「リアリスティック・アート」に属し、私は具象絵画の芸術的な表現の可能性に着目しています。ペインティングの素材を創作するよりも、自分の興味をフィルターにかけ、注意深く観察し追求したいと思っています。対照的に、ドローイングでは、制限なく物事を創作し、ここに、私自身が出来る限りの虚構となります。それら2つの表現形式は、相互で全く異なった方法が使われています。でも、私にとっては、どちらの手法も人生を熟考するのに必要なのです。

[作家プロフィール]
Claudia Ahlering (クローディア・アーラリング)
1972年、ディープホルツ郡生まれ。1991年よりファインアートと絵画を学んだ。スカラシップでパリの美術学校エコール・デ・ボザールで絵画を学んだ。フィギュラティブ・ペィンティングでのエリーゼ賞(ドイツ北部)を2004年に受賞している。同年、初個展がKunsttreppe Hamburgで開かれ、今までにハンブルク、ロンドン、東京のギャラリーなどで7回の個展が開かれた。 国内外で開催されたグループ展にも多数参加している。現在、ドイツ・ハンブルク在住。

<オープニングレセプション>   9月28日(金)午後6時〜8時


全文提供:hiromart gallery tokyo
会期:2012年9月28日(金)~2012年11月4日(日)
時間:13:00 - 19:00
休日:月・火
会場:hiromart gallery tokyo
最終更新 2012年 9月 28日
 

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