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Published: September 05 2012
幻灯の誕生から最新のデジタル映像まで、映像は常に光と共にありました。本企画展は映像の本質である 「光」に焦点を当てた2組のアーティストの作品を紹介します。 出展アーティストであるトーチカと真鍋大度+石橋素は制作方法もスタイルも異なりますが、映像を描き出す 「光」そのものが各々の作品の中で大きな役割を果たしています。 時代が変わり、テクノロジーが進歩しても、映像と私達との豊かな関係を生み出し続ける「光」。その「光」に ついて、新たな驚きや気づきの機会となりましたら幸いです。 ■出展作品から/トーチカ “ReBuild ” ペンライトや太陽の光を使って空中にアニメーションを描く「PiKAPiKA」。“再建”を意味する本作は、東日本大震災の被災地や日本各地で多くの子どもたちも参加し、ワークショップをしながら作られた。瓦礫と化した町に太陽光で 「PiKAPiKA」を描き出し、エネルギーに対する想いや再生への希望を伝える作品となっている。 ■出展作品から/真鍋大度+石橋素“fade out” 赤外線で撮影した鑑賞者の画像を解析し、蓄光パネルに紫外線レーザーを照射することによって鑑賞者のポートレートを描き出す。時間差でレーザー照射をすることによって現れた濃淡がゆっくりと消えていく様も美しい作品。
[作家プロフィール] トーチカ(TOCHKA) ナガタタケシとモンノカヅエによる1998年より活動を始めたクリエイティブユニット。共に1978年生まれ。様々な手法を用い、商業フィルム、現代美術など、業種の垣根を超えて活動を行う。どのような制作においても「実験的精神」を掲げ、試行錯誤の中から、ハッピーアクシデント(偶発的な幸運な出来事)を誘う。 真鍋大度+石橋素(Daito Manabe + Motoi Ishibashi) 真鍋大度=1976年生まれ。東京理科大学理学部数学科、国際情報科学芸術アカデミー(IAMAS) DSPコース卒業。 4nchor5 la6 (アンカーラボ)を 石橋素と共同主宰。株式会社Rhizomatiks取締役。ジャンルやフィールドを問わず、プログラミングを駆使して様々なプロジェクトに参加している。 石橋素=1975年生まれ。東京工業大学制御システム工学科、国際情報科学芸術アカデミー(IAMAS)卒業。4nchor5 la6を真鍋大度と共同主宰。ハードウェア制作を主軸に、様々なプロジェクトに参加している。
●料 金 大人500円、小中学生250円(常設展示もご覧いただけます)
全文提供:Sai-No-Kuni Visual Plaza
会期:2012.7.28~2012.11.16 時間:9:30~17:00(The entrance until 16:30) 休日:Mon(In the case of a holiday, it is weekdays, the following day) 会場:Sai-No-Kuni Visual Plaza
Last Updated on July 28 2012