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姜智仙:つがい
展覧会
執筆: 記事中参照   
公開日: 2011年 11月 09日

Copyright© KANGJISUN | 画像提供:Gallery Ort Project

姜智仙は、独自のデザインを追求する過程で、自分の民族性からアイデンティティを探ることで、作品制作を行っている。
近年は、韓国で朝鮮時代に庶民の間で親しまれた「民画」に目を向けている。

一般家庭でも安価で手に入れることのできた「民画」は、縁起担ぎや室内装飾を目的に、屏風や掛軸にしたり、壁に直接貼るなどして用いられていた。美徳や出世、吉兆の象徴として描かれるモチーフの構成は、絵師が描く正統画の形式に則っているが、正統画にはない素直で天真爛漫な表現が特徴である。姜はそこに、作者の個人的な感情や生活の知恵など、韓国民族の生活そのものが込められていると感じ、自分のルーツとして見直すようになった。

文化のグローバル化が進む中で、日本のデザインには強い個性を感じたという彼女が、来日して7年目となる現在、改めて自分のアイデンティティを探る。今回、「つがい」をテーマに制作した作品には、彼女自身が大切にしている想いがこめられている。

姜智仙 KANGJISUN
2005年3月 韓国から来日
2011年3月 京都市立芸術大学院 美術研究科 修士課程 デザイン科 修了
2011年10月 京都市立芸術大学院 美術研究科 博士課程 デザイン科 在籍

※全文提供: Gallery Ort Project


会期: 2011年11月23日(水・祝)〜2011年11月27日(日)
会場: Gallery Ort Project

最終更新 2011年 11月 23日
 

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