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田中麻記子:ROSE TUNING
展覧会
執筆: 記事中参照   
公開日: 2009年 3月 24日

《ROSE DANCE》2009年 油彩、キャンバス 727×606mm (c)Makiko Tanaka, Courtesy of Yumiko Chiba Associates copyright(c) Makiko TANAKA / Courtesy of Yumiko Chiba Associates

いろいろなやり方での空気の調律、
いろいろなリズムは固体と液体、
空気の軌跡が二次元の彫刻、
に、なりますように。。
- 田中麻記子

昨年の個展から一年、田中麻記子の新作展「rose tuning」をご案内致します。 「気配」を主題とした前回のシリーズから一年、本展では「tuning=調律」をテーマに豊かな色彩と光に満ちた独特の世界観を表現しています。前シリーズで中心的に描かれていた「渦」や「火山」というモチーフは姿を消し、新作では画面全体で空気の色や動きを捉えています。絵具の質感や、水分の多い絵具と絵筆の動きなど、物質的な痕跡で空気感を調律することで画面全体に力強さを与える一方、象徴的に使われるローズと周辺色の繊細なバランスによって支えられる緊張感が抽象表現の要素を強め、今までにない奥深さを作品に与えています。本展でローズ色の空気を調律したいと望む田中麻記子の新作展、この機会に是非ご高覧ください。

※全文提供: hpgrp GALLERY 東京

最終更新 2009年 5月 08日
 

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