作家 statement 「妻」や「嫁」という肩書きはなくなり 「バツイチ」という肩書きが残った 「絶対に彼しかいない」と思っていた あの気持ちは なんだったんだろう 気付けば離婚してから もうすぐ3年 私は相変わらず誰かを愛したり 愛されたり SEXしたり そんなことを繰り返している (キリコ)
2009年に発表した作品「旦那 is ニート」では、「生き方そのものを問う作品」との声が寄せられるなど、様々な反響をいただきました。その後も記録メディアを手法として選択。自分自身の人生に向き合い、これまで、これからをたぐり寄せるかのような表現方法で制作を続けています。カメラは、自分自身へと内省していく特徴を持ちながら、もう一方で、ひじょうに自分を客観視する道具にもなり得ます。今回発表する「フラストレーション」では、写真とともに、3面プロジェクションのインスタレーションも取り込んでの発表。わたしたちは、なにを見つめることになるのか、ぜひ会場へお出かけいただきたいと思います。
キリコ(kirico) 1978 京都生まれ 2001 大谷大学文学部社会学科卒業 2005 結婚 2008 離婚 2009 写真表現大学研究生コース修了
<受賞> 2009 第32回キヤノン写真新世紀 佳作(荒木経惟 選) 箕面ムービー大賞 グランプリノミネート 2010 ミオ写真奨励賞2010入選
<個展> 2010 「旦那 is ニート」(Port Gallery T/大阪) 「旦那 is ニート」(企画ギャラリー・明るい部屋/東京)
<グループ展> 2009 キヤノン写真新世紀 東京展(東京都写真美術館/東京) 2010 PORTFORIO EXHIBITHON vol.2(Bloom Gallery/大阪) キヤノン写真新世紀 大阪展(アートコートギャラリー/大阪) FANZINE Plus+(Bloom Gallery/大阪) DOOR to DOOR 2010(Port Gallery T/大阪) 2011 企画展「スクリーン・ギャラリー」(京都シネマ/京都) ミオ写真奨励賞作品展(天王寺ミオ・ミオホール/大阪) FANZINE Plus+tokyo(パレットギャラリー/東京) NARA映像コテンパンダン展 in ならまち(正木邸/奈良)
※全文提供: Port Gallery T
会期: 2011年10月17日(月)〜2011年10月29日(土) 会場: Port Gallery T
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