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東義孝:庭の見世物小屋
展覧会
執筆: 記事中参照   
公開日: 2011年 9月 27日

Copyright© Yoshitaka Azuma 画像提供:京都造形芸術大学 ギャルリ・オーブ

東義孝氏(1977~2010)は、2002年の大学卒業後、関西を中心に作品を発表。2005年に東京の美術評論家に見出され、以降、東京、広島、ニューヨーク、バーゼル、パリ、ロンドンと、各地の展覧会やアートフェアで高く評価され、人気を博しました。その作品は、メディアに囲まれ情報が氾濫する中、何が嘘で真実なのか分らなくなる状況に真摯に向き合い、心の中に生じた混沌に個人的なイメージをふくらませつつ、自身が持っていた幼少期の玩具や辞書、図鑑などから引用しながら、思い浮かんだ言葉の羅列から連想した様々なイメージをひとつの画面の中に描き出すという形をひとつのスタイルとして確立した他、模索と葛藤の中、幅広い表現への挑戦がなされました。

展覧会には、才能を開花させ、ニューヨークデビューを果たした2005年から、持病の喘息で急逝した2010年までに描いた絵画を中心とした作品約70点をはじめ、ドローイングやスケッチなどを展示します。一人の若いアーティストは、絵を描くために何を考え、模索していたか。残された作品と断片から東義孝氏のアートに対する想いを浮かび上がらせます。

【ギャラリートーク】
東のパートナーである東明子と、かつて東と同じコマーシャルギャラリーに所属し、苦楽を共にしたライバルであり親友の榎本耕一氏による作品解説を行います。
日  時: 10月9日(日)15:00〜16:30
会  場: ギャルリ・オーブ
参 加 費: 無料
申  込: 不要

全文提供:京都造形芸術大学ギャルリ・オーブ


会期:2011年09月28日(水)〜2011年10月10日(月)
会場: 京都造形芸術大学 ギャルリ・オーブ

最終更新 2011年 9月 28日
 

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