| EN |

平井素子:repeat・・・live
展覧会
執筆: 記事中参照   
公開日: 2011年 9月 22日

画像提供:画廊翠巒 | Copyright© Motoko Hirai

版画の技法の一つであるシルクスクリーンを駆使して油絵を描く、日本では版画か絵画かの議論に終始してしまいがちな制作スタイルを身上としている。

しかしながら、常に問題提起される版画の複数性と絵画のオリジナル性との問題を行き来しつつ「繰り返す行為の絵画」に取り組み、それに向き合い制作を続けている。

平井の制作を通して考えること・・・

例えば 日課として毎日読書する 日課として毎日散歩する 日課として毎日草花に水をあげる 日課として毎日昼寝をする 日課として・・・する 日々同じ目的をもって、コツコツと同じことを繰り返す 当たり前ではあるが繰り返すことは容易ではない まさに平井素子の制作スタイル 作品プロセスそのものである 同じことを繰り返すことは「生きる」ことに等しい そこにどんな価値を見出すか・・・ 生きることを正面から受けとめ生き続ける者にしか分からない価値なのかもしれない

平井素子(HIRAI Motoko)
1965東京都生まれ/’91 武蔵野美術大学大学院美術科版画コース修了/’00現代版画の表現展(画廊翠巒・群馬)同’03/現代美術の手法(5)大きい版画と小さな版画展(練馬区立美術館・東京)/’03版画・半画・反画-表現と技法-展(練馬区立美術館・東京)/’05現代版画の潮流展(町田市国際版画美術館、松本市立美術館)/’06魅せるプリントアート展(横浜市民ギャラリーあざみ野・神奈川) [個展] オリエギャラリー(東京) ギャラリー砂翁(東京)/ギャラリー219(東京)/ポルトビブレ(東京)/画廊翠巒(群馬) [主な受賞] 日本版画協会展・日本版画協会賞受賞(東京都美術館)モダンアート展・新人賞受賞(東京都美術館)モダンアート・明日への展望展・俊英作家賞受賞(埼玉県立近代美術館)日仏現代美術展・NTV奨励賞受賞(パリ・グランパレ、東京都美術館)TOKYOまちだ国際版画展・買上賞受賞(町田市国際版画美術館) [パブリックコレクション] 町田市国際版画美術館(東京)・神奈川県文化センター・ニューサウルスウェールズ州立美術館(オーストリア)

全文提供: 画廊翠巒


会期: 2011年9月24日(土)〜2011年10月2日(日)
会場: 画廊翠巒

最終更新 2011年 9月 24日
 

関連情報


| EN |