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六甲ミーツ・アート 芸術散歩2011、公募大賞決定
ニュース
執筆: カロンズネット編集   
公開日: 2011年 9月 25日

9月16日(金)、神戸・六甲山一帯で開催される『六甲ミーツ・アート 芸術散歩2011』の開催に先駆け、公募部門の審査が行われ、公募大賞各賞が発表された。 各賞は以下の通り。

  • グランプリ:山本聖子《ただ、山である。》
  • 準グランプリ:スサイタカコ《ムプ ゥフ ムハハ》
  • 奨励賞:畑友洋、萬田隆《森の陰影》
  • クーパー・ビジョン賞 入山きらら《蟹、山に登る。》
  • 特別賞 彫刻の森美術館賞 山本麻世《ぬえのしっぽ》

グランプリの山本聖子さんの《ただ、山である。》は、六甲山に生息する植物の断面を顕微鏡写真として撮影し、その模様を透明ビニールシート上に拡大して、有機的な穴をあけたもの。作品越しに見える植物園の風景が、作品と重なり合い、新たな風景を作り出している。作品は六甲高山植物園にて展示されている。

準グランプリのスサイタカコさんの《ムプ ゥフ ムハハ》は、布や革の端切れを素材に制作した生き物たちが六甲ケーブルの車内に吊るされた作品。ケーブルカーの車内で、展覧会へと向かう気持ちを楽しくさせる作品だ。

クーパー・ビジョン賞の入山きららさんの《蟹、山に登る。》は、浜名湖に生息するカニをモチーフに制作された陶製のカニが六甲高山植物園に群生する作品。山にカニがいる光景は、六甲山のロケーションを逆手に取ったユニークな作品だ。現在、高校3年生という入山さん。今後の活躍が期待される。

六甲ミーツ・アート 芸術散歩2011の公募部門は、「六甲山の景観を活かし、六甲山エリアの魅力を一段と引き出せる作品」をテーマに2月1日(火)~3月31日(木)まで募集を行ったもの。応募期間中、183作品の応募があり、その中から審査(書類審査)によって、14組の公募アーティストを選出し、展示を行っている。

審査員
岡本交右 阪神総合レジャー株式会社代表取締役社長
三分一博志 建築家 (自然体感展望台 六甲枝垂れ 設計)
篠原資明 京都大学大学院 教授
杉山知子 美術家、特定非営利活動法人「芸術と計画会議 (C.A.P.)」代表
服部滋樹 クリエイティブディレクター、graf代表
水野政一 彫刻の森美術館 館長代行

詳細は、『六甲ミーツ・アート 芸術散歩2011』公式ウェブサイト<http://www.rokkosan.com/rokkomeetsart2011/>にて。

最終更新 2011年 9月 22日
 

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