展覧会
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執筆: 記事中参照
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公開日: 2011年 9月 11日 |
大森悟は1969年茨城県生まれ。1999年東京芸術大学大学院美術研究科博士課程修了。主に現象学など身体知覚を独特な視点で取り上げ、光と影をテーマにした映像インスタレーションを展開しています。
このたびの個展では、「水平、線 -湖上の実験より- 」をテーマに、見るものの知覚を新たに啓いてゆくインスタレーションの展示をおこないます。
そこに、湖上に、二艘の舟があるとしよう。 その舟と舟は長いロープで結ばれていて、互いに反対の向きに漕ぎ出すとロープはピンと張り、水面の波と連動する直線を作り出す。 そして、この直線が幾重にも重なり合ったときに、もう一つの浮遊する湖面を生みだす。 湖面は常に水平面に戻ろうとしていて、浮遊する湖面もまた新たに水平面というスクリーンを作ろうとしている。 軽やかな水平線の誕生といえるのかもしれない。
大森 悟|OMORI Satoru 1969年 茨城県生まれ 1994年 東京芸術大学美術学部油画科卒業 大橋賞 作品大学美術館買い上げ 1999年 東京芸術大学大学院美術研究科博士課程修了 作品大学美術館買い上げ
個展 1997年 ベリーニの丘ギャラリー(横浜) 2000・01・04・06・09年 コバヤシ画廊(銀座) 2008・09・10年 ギャラリーとわーる(福岡) 2008・10年 ギャラリー58(銀座)
全文提供: ギャラリー58
会期: 2011年9月20日(火)-2011年10月1日(土) 会場: ギャラリー58
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最終更新 2011年 9月 20日 |