宗廣コレクション 芹沢銈介展 |
展覧会 |
執筆: 記事中参照 |
公開日: 2011年 8月 30日 |
静岡市の呉服商の家に生まれた芹沢銈介(1895~1984)は、30才代前半に民芸運動の創始者で、生涯の師となった柳宗悦と出会い、そして沖縄の伝統的な染色である紅型に衝撃を受けたことを契機に、本格的に染色の道へ入りました。河井寛次郎、浜田庄司らとともに民芸運動に参加し、紅型を精神的な支柱にすえつつ、極めて独創的な型絵染を考案しました。曇りのない明るさと静けさに満ちた芹沢の作品は、国内外で個展が開催されるなど、国際的にも高い評価を得ています。 本展では、自らも染織家である宗廣陽助氏のコレクションから、代表的な型絵染による屏風、暖簾、着物のほか、宗廣氏が心から師と慕う芹沢の「手」が強く残る硝子絵や板絵、スケッチ帖などの肉筆作品もあわせて展示します。一人の染織家が自身の研究と芹沢への想いから強い情熱をもって蒐集してきた作品を通して、芹沢芸術の本質と魅力に迫ります。 講演会 記念ギャラリートーク 担当学芸員による ギャラリートーク 美術映画会 全文提供: 渋谷区立松濤美術館 会期: 2011年10月4日(火)-2011年11月20日(日) |
最終更新 2011年 10月 04日 |