山田哲也:SKULL CHAIR |
展覧会 |
執筆: 記事中参照 |
公開日: 2011年 8月 28日 |
「SKULL CHAIR」は、インテリアとアートの中間的な領域に位置している。椅子として使用できる頭蓋骨であるが、岡本太郎の「座ることを拒否する椅子」とは異なり、あらかじめ座ることを受け入れる彫刻として機能している。が、しかし、山田の椅子である彫刻作品とは、実は両義性を内在化した芸術としてそこに存在する。現代美術の潮流からは、すでにデュシャンのレディメイドを経て、ティラヴァーニャにおける前提として使用されることを内包したインスタレーション群を経過し、日用品、或いは日常と芸術の境界は認識論的な相互侵蝕をきたして久しい。そこに山田の「超」デザインとしてのアートがどのように侵入するのか、非常に興味深いものがあるといえよう。 山田哲也 全文提供: Art Lab AKIBA 会期: 2011年8月29日(月)-2011年9月10日(土) |
最終更新 2011年 8月 29日 |