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モーリス・ドニ -いのちの輝き、子どものいる風景-
展覧会
執筆: 記事中参照   
公開日: 2011年 8月 26日

《ドミニクのはじめの一歩(海辺の家族)》1911年|油彩、キャンヴァス | オルセー美術館(レンヌ美術館寄託)

モーリス・ドニ(1870~1943年)は、19世紀末から20世紀前半にかけて活躍した、フランス象徴派を代表する画家です。前衛芸術グループ「ナビ派」の主要メンバーであり、平面や単純な形態を使ったその装飾的なスタイルは、20世紀の絵画運動に少なからぬ影響を与えました。

自らも敬虔なカトリック教徒であり、ナビ派の時代には「美しきイコン(聖像)のナビ」と呼ばれたドニは、聖書あるいはギリシャやローマ神話を主題にした作品で知られています。しかしその一方で、日常生活に基づいた「アンチーム(親密)」な作品、特に自分の子どもたちや家族を描いた作品も、ドニの芸術の中で主要な位置をしめているといえます。

本展覧会ではドニの作品の中でも「子ども」や「家族」を主題とした作品に注目、国内外の美術館および個人コレクターが所蔵するドニの絵画、素描、写真、その他資料など約100点を展示し、ドニの芸術に迫ります。

全文提供: 損保ジャパン東郷青児美術館


会期: 2011年9月10日(土)-2011年11月13日(日)
会場: 損保ジャパン東郷青児美術館

最終更新 2011年 9月 10日
 

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