坂井淑恵:新作展 |
展覧会 |
執筆: 記事中参照 |
公開日: 2009年 1月 21日 |
《Tumbling Man》2008年、oil on canvas、65.2×65.2 cm copy right(c) Yoshie SAKAI / Courtesy of GALLERY ZERO 坂井淑恵は、現代人が持っている様々な感情を、ユーモアとペーソスを織り交ぜながら絵画として表現してゆきます。90年代、新しい具象絵画の旗手として頭角を現した作家は、その後VOCA展や内外の美術館での発表を継続して参りました。 自由な形態と鮮やかな色彩、それを定着させる伸びやかで重厚なタッチは、新しい絵画を予感させるに十分な存在感を持っております。緑の画面は新たな地平となり、生き生きとした息吹を観る方に感じ取って頂けるものと存じます。そこにはデュビュッフェが唱えた、本来の意味のアール・ブリュットの一面が息づいているのではないでしょうか。 来春の展覧会は、今年開催された近作展とつながりを持った展示となります。その事により、坂井淑恵の絵画世界の深みをご堪能して頂けることと存じます。 |
最終更新 2008年 1月 26日 |