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コラージュの会 ル サムディ展 II
展覧会
執筆: 記事中参照   
公開日: 2011年 6月 28日

《サボテンの人》 ダンボール・紙・アクリル | 画像提供:ワイアートギャラリー

コラージュとは、 糊で貼り付けるという意味のフランス語です。 コラージュは20世紀最大の造形上の発見とも言われています。1910年代当時のキュビズムと深く関係し、その追求のなかから生まれた「パピエ・コレ(紙を糊で貼る)」がコラージュ技法の最初期です。パブロ・ピカソとジョルジュ・ブラックは、1912-1913年に彼らのコンポジションに現実世界の要素(釘、ボタン、ガラス片、新聞の切り抜きなど)をそのまま導入して制作しました。これはテクスチャーを強調し、新しい造形空間を創造する結果となりました。

このたびの展覧会は、戦後数々の著名作家を生んだ大阪市立美術館付属美術研究所の研修員と京都造形芸術大学卒業生が合同で開催する2回目です。コラージュの会では、身の回りにある事象、心象を、絵の具のかわりに、紙、布、写真、ボタンなどの多種素材を支持体に貼って自由に表現することを試みています。また各自ビンを使ったオブジェも出展。事前に作品画像が提示できませんが、会場へ持ち込み、各自がその場で作品が変化する事も狙っています。偶然性、無意識の意識が作用するのかと思われます。

コラージュをひろく知ってもらい、その活動をひろげるのが目的です。コラージュの会 ル サムディでは「芸術をいつもの生活から」をテーマにしています。

出展作家
荒谷正子・植山佐知子・小出陽子・金尾恵子・倉本珠紀・高橋真由美・西川佳妤子 古川悦子・前田かほる・指吸麻子・朴 玉恵

全文提供: ワイアートギャラリー


会期: 2011年6月28日(火)-2011年7月3日(日)
会場: ワイアートギャラリー

最終更新 2011年 6月 28日
 

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