家の僕が一人で TAKEDA selected by Koji Ono |
展覧会
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執筆: 記事中参照
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公開日: 2011年 6月 20日 |
[展覧会について] 武田 英治は、雑誌の広告ページをモチーフに絵画を描く一方で、週に一度「お習字」として自らの日常を綴り続けています。本展のゲストキュレーター、ダイアモンドヘッズ・ディレクター小野 光治は「自分に起きた日常の出来事だけ。その範囲がちょっといい」と絵画にはない、より私的な感覚に惹かれると言います。生活の中で体験したひとつの場面を、日記のように書きとめた作品。これまで未発表であった武田の新たな側面に焦点をあてます。
[展覧会のポイント] ギャラリー インカーブ|京都では、さまざまなジャンルからゲストキュレーターを招聘し、展覧会を企画しています。本展のゲストキュレーターである小野は、2008年にアトリエ インカーブのアーティストと作品に出会って以来、何度も大阪のアトリエに足を運び、自分の「感じるこころ」を大切にしながら作品に向き合ってきました。より多くのひとにアトリエ インカーブの作品の魅力を伝えたいと、2010年12月に東京・新丸の内ビルディングで行われる「インカーブトーキョー展」を企画しています。
武田は雑誌の広告をもとにした作品で注目を集めてきました。下描きを何度も描いては消し、時には完成までに1年をかけるそれらの作品とは対照的に、本展でご紹介するのは、自身の身の回りの出来事をもとに5分ほどで生まれる作品です。大判の和紙に綴られた「僕」や「家族」の日常の断片は、見る者にその場面を思い描く楽しみを与えてくれます。
[プロフィール] アーティスト 武田 英治 Eiji Takeda 1980年、大阪市生まれ。雑誌の広告をモチーフにした作品で展覧会をかさねる一方で、自らの生活での出来事を綴り続けている。ニューヨークのギャラリー他、サントリー ミュージアム[天保山]など美術館での展覧会多数。2011年にはニューヨークのジャパン・ソサエティーでの「アトリエ インカーブ展(仮)」に出品予定。
ゲストキュレーター 小野 光治 Koji Ono 1957年、東京都生まれ。ダイアモンドヘッズ・ディレクター。
全文提供: ギャラリー インカーブ |京都
会期: 2010年11月6日(土)-2010年12月19日(日) 会場: ギャラリー インカーブ |京都
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最終更新 2010年 11月 06日 |