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tour: atelier incurve exhibition in tokyo 2010
編集部ノート
執筆: 平田 剛志   
公開日: 2011年 6月 18日

画像提供:ギャラリー インカーブ |京都

    2010年12月、東京・新丸ビル丸の内ハウスにて開催された「atelier incurve exhibition in tokyo 2010」の京都展。アトリエインカーブ所属の新木友行、武田英治、寺尾勝広、湯元光男、塚本和行、信谷弘光の絵画6作品が展示されている。
    各作家それぞれの個性や技術も見どころだが、なかでも塚本が制作する『ピストル』(2008)は殺傷能力のある火器とは思えないリラックスした線が墨で描かれ、こちらの頬を緩ませる。ほかに新木のカラフルな色彩によって描かれる『雪崩式ニークラッシャー』(2007)、武田のユーモラスな財布と文字が描かれる『財布』(2004)など見どころのある作品が並ぶ。
    また、ドキュメント展示として、東京展の会場風景を伝える映像や会場に貼られたアーティストやスタッフの全身ポスター、野口強キャスティングによるHYSTERIC GLAMOUR、UNDER COVERなどのファッションブランドとアトリエインカーブとのコラボレーションにより制作された8種類のTシャツが展示されている。
    本展を通して展覧会へと人々を巻き込んでしまうアトリエ インカーブの作家たちの魅力の一端を感じることができるだろう。

最終更新 2011年 6月 16日
 

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