谷口悦子 展 |
展覧会 |
執筆: 記事中参照 |
公開日: 2011年 6月 06日 |
谷口悦子の新作展。 気が遠くなる程長い間論じられてきた絵画における「光」という要素。谷口はその「光」を独自の方法で描きます。何層にも塗り重ねられたアクリル絵具の表面を削り、下の層の色を出すことでイメージを浮き上がらせる谷口の作品は、普通に描くことでは出せない「光の滲み」が見事に表現されています。 一般的には漆で使われる「研ぎ出し」という技法を応用して作られるこれらの作品は、工芸品のような完成度を誇ります。一層一層重ねられ、そして削り取られていく画面には、コントラストと 緊張感が光の塊となって浮かび上がります。暗闇に埋もれる対象物は、光を得ることでその存在を主張し始めます。 谷口 悦子 Etsuko Taniguchi 【主な展覧会】 【パブリックコレクション】 全文提供: hpgrp GALLERY東京 会期: 2011年6月24日(金)-2011年7月18日(月・祝) |
最終更新 2011年 6月 24日 |