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谷口悦子 展
展覧会
執筆: 記事中参照   
公開日: 2011年 6月 06日

《庭園8》2011年|パネル・綿布・アクリル|455×530mm | Copyright© Etsuko Taniguchi | 画像提供:hpgrp GALLERY東京

谷口悦子の新作展。

気が遠くなる程長い間論じられてきた絵画における「光」という要素。谷口はその「光」を独自の方法で描きます。何層にも塗り重ねられたアクリル絵具の表面を削り、下の層の色を出すことでイメージを浮き上がらせる谷口の作品は、普通に描くことでは出せない「光の滲み」が見事に表現されています。

一般的には漆で使われる「研ぎ出し」という技法を応用して作られるこれらの作品は、工芸品のような完成度を誇ります。一層一層重ねられ、そして削り取られていく画面には、コントラストと 緊張感が光の塊となって浮かび上がります。暗闇に埋もれる対象物は、光を得ることでその存在を主張し始めます。

谷口 悦子 Etsuko Taniguchi
1981 埼玉県生まれ
2006 東京藝術大学 美術学部 絵画科 油画専攻 卒業
2008 東京藝術大学 大学院 美術研究科修士課程 絵画専攻 修了

【主な展覧会】
2010 谷口悦子展、谷門美術(東京)
2008 グループ展「ARTZONE EYE 02」art project room ARTZONE (京都)
2007 三人展「東京藝大生による展示」東京証券取引所(東京)
2005 二人展「相合傘展」マキイマサルファインアーツ(東京)

【パブリックコレクション】
2006 群馬県みなかみ町 みなかみ町役場(学部卒業制作)

全文提供: hpgrp GALLERY東京


会期: 2011年6月24日(金)-2011年7月18日(月・祝)
会場: hpgrp GALLERY東京
オープニングレセプション: 2011年6月24日(金)18:00 - 20:00

最終更新 2011年 6月 24日
 

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