稲葉寛乃 展 |
展覧会 |
執筆: カロンズネット編集 |
公開日: 2011年 5月 17日 |
稲葉寛乃は1983年福井県生まれ。2008年福井大学大学院修了。これまでは糸や布などの素材を用い、視覚に揺さぶりをかけるインスタレーションを展開してきましたが、今回の個展では、“視覚”に関心を寄せるきっかけとなった原風景に照準を合わせ、「記憶」と「色」の重なりを意識した絵画の展示をおこないます。 昨年コンサートホールでの空間演出にたずさわり、照明による色の無限の組合せに影響を受けたといいます。原風景の記憶と感覚と色彩が交錯する絵画9点を展示いたします。 作家コメント 2005年から視覚に関する作品を作り続けていますが、 それは目で見えるものの向こう側に、自分の知らない世界の存在を 感じさせるからかもしれません。 ピアニストが鍵盤に横たわるいくつもの音を、 聖なる秩序に招き入れて美しい旋律を歌わせるように、 世界に散らばるいろんな事象を、自身の中に取り込んで、 その媒介者となって新たな姿を伝えられたらと思います。 稲葉寛乃 個展 グループ展 受賞ほか ※全文提供: ギャラリー58 会期: 2011年5月9日(月)-2011年5月14日(土) |
最終更新 2011年 5月 09日 |