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訃報:日本を代表する彫刻家、佐藤忠良さん、98歳にて
ニュース
執筆: カロンズネット編集   
公開日: 2011年 4月 11日

日本を代表する彫刻家、佐藤忠良(さとう・ちゅうりょう)さんが3月30日、老衰のため98歳にて死去。

佐藤さんは1912年、宮城県黒川郡大和町落合舞野生まれ、1929年、東京美術学校(現・東京藝術大学)彫刻科卒業。卒業後は、同級生の舟越保武さんや本郷新さん、柳原義達さん(全員故人)らと新制作派協会(現新制作協会)彫刻部創立に携わり、半世紀以上にわたり日本の具象彫刻を牽引した。代表的な作品に『群馬の人』(1952年)、『帽子』シリーズ など。

1954年に現代日本美術展佳作賞、1960年に第3回高村光太郎賞、1974年に毎日芸術賞、芸術選奨文部大臣賞受賞など、受賞多数。1981年には日本人として初めてパリの国立ロダン美術館で個展を開催した。1990年に宮城県美術館(仙台市)に佐藤忠良記念館、1998年には佐川美術館(滋賀県)に佐藤忠良館が開館している。

最終更新 2011年 4月 08日
 

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