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リチャード・ハミルトン:- prints 1975-2007 -
展覧会
執筆: 記事中参照   
公開日: 2008年 9月 27日

"Soft pink landscape" 2007, collotype and screenprint, 73 x 91.8cm, ed.136 copy right(c) 2008 Nishimura Gallery

"Flower piece B" 1975, lithograph printed in 4 colours, 65x50cm, ed.75 copy right(c) 2008 Nishimura Gallery

"The Beatles" 2007, Inkjet digital print, 105.4x75.9cm, ed.80 copy right(c) 2008 Nishimura Gallery

リチャード・ハミルトンは1922 年ロンドンに生まれました。1956 年にホワイト・チャペル・ギャラリーで開催された「This is Tomorrow ( これが明日だ)」展において、「 Just what is it that makes todayʼ s homes so different, so appealing? ( いったい何が今日の家庭をこれほど違った、魅力的なものにするのか? )」を発表したハミルトンは「ポップ・アート」の先駆者としてその名を知られています。 西村画廊ではこれまでに、「Interior」展(1985 年)、ジョイスの小説「ユリシーズ」の壮大な世界を独自の美術的見解から再構築した個展「Ulysses by James Joyce」(1993 年)や、デジタルプリント技術を用いて制作した全く新しい版画を紹介する個展「NewTechnology and Printmaking」(1999 年)等を開催しており、この度の個展は第5 回目となります。 本展では「ポップ・アート」以降の現代美術の第一線を常にリードしてきたリチャード・ハミルトンの独創性、多様性を示唆する版画作品を展示いたします。二人の少女が森のなかで佇むトイレットペーパーのある風景画「Soft pink landscape」、美術史上もっとも繰り返し表現されて来た主題とも言える「受胎告知」を現代的にアレンジした「The Annunciation」や1968 年にリリースされたビートルズの「White Album」と呼ばれる名盤に差し込まれたポスターを自ら版画にリバイバルさせた最新作「The Beatles」など、世界的な芸術家としての積み重ねと奥行きを感じさせる近作を含めた12点の展観です。 大衆文化や社会の動向と寄り添って柔軟な姿勢をもちながら、長年にわたり徹底した独自の世界を展開してきたリチャード・ハミルト ンを回顧する展覧会にどうぞご期待下さい。
※全文提供: 西村画廊

最終更新 2008年 10月 07日
 

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