カロン(美)の部屋:山内麻美 展 |
展覧会 |
執筆: 記事中参照 |
公開日: 2011年 3月 27日 |
「手」が言葉よりも豊かに語る瞬間があります。 山内さんの作品に出現する「手」は何かを救い上げる手であったり何かを伝える手だと言います。 「碧落を想う」(右写真作品)に出現するふたつの「手」が作り出す空間に注目してみます。あたたかい光のようなものになぜか懐かしさを感じます。ふたつの手が抱えているのは遠い記憶や想い出かもしれないしあるいは、夢や希望かもしれません。 アートにできることは何だろうと考えます。 つらい現実や喪失感からほんのひとときでも離れたいとき 必要としてくれる人がいるかぎりアートはその役割を果たすことができると思います。 地に足をつけて、重みや固い意志を感じる絵を描きたいという山内さんはアーティストに課せられた使命を果たすことにとても前向きな人です。 全文提供: ギャラリー風 会期: 2011年3月28日(月)-2011年4月6日(水) |
最終更新 2011年 3月 28日 |