松田靜心は鹿児島県生まれ。“見えないもののありか”をテーマに、日常の中で出会う様々な存在を通して感じる心の動きを、何層にも塗り重ねた簡素な色面で表現しています。
出身地である鹿児島県・桜島の火山灰(シラス)を使用し、アクリル絵具を主とした混合技法で描かれています。火山灰が深みのある沈んだ色味と、ざらりとした肌質を生み出し、静かな大地の鼓動をも感じさせる作品です。
このたびの個展では、白を基調とした作品約10点で構成します。
作家コメント 千変万化の日常の中、森羅万象が息づき“今”を創造形成し永遠を瞬間の中に映し出している。 作品はそのすべてを感受した“心”の視覚表現だ。
近年のテーマ「みえないもののありか」は、 存在としての“人”あるいは“生”としての大もと、“心”。
作品は媒体となって、 他者とのイメージを融合あるいは分解しながら世界を拡張する。
作品を介した様々な出会い、偶然的必然は、 真のコミニュケーションを生み、作品自体が自立し完成へと到達する。
作品は“生(命)”そのものだ。 それは万人万色を彩り多様な“生”として息づき始めるのだ。
松田靜心 鹿児島県生まれ
個展 1990年 ギャラリー日吉(横浜) 1994年 ギャラリー・ウェスト(新宿) 1995年 「創造性の扉.ピアニスト・詩人とのコラボレーション」 東京イトーキギャラリー(銀座) 1996年 「T・A・I・N・A・I .現代舞踏家とのコラボレーション」ギャラリーフレスカ(新大久保) 1998年 「TO MO SHI BI.ライブペインティング&ピアニスト2人とのコラボレーション」 東京イトーキギャラリー(銀座) 2007年 櫟画廊(銀座)/芦ノ湖・箱根ホテル(箱根)/ギャラリーアート泉の里(軽井沢) 2008・09年 ギャラリー58(銀座) 2008年 櫟画廊(銀座)/ギャラリーSTAGE-1(銀座) 2009年 ギャラリーSION(川崎)/ギャラリー誠文堂(神奈川)/スケッチハウス(吉祥寺)
グループ展ほか 1994年 「エル・カトレ・ガッツ(4匹の猫)展」ギャラリー古川(銀座) 1999年 成田空港第1エアー・ターミナル内のレストラン「アビオン」にて壁画2点を制作 2006年 「現代アート展 2006」湧水ギャラリーほか(滋賀) ・ギャラリーアートポイント(銀座) 「ちょっと早めのクリスマス展」ギャラリー1丁目(銀座) 「路地裏のクリスマス展」ギャラリー路地裏(銀座) 2007年 「抽象作家による美人画展」ギャラリーGK(銀座)・R&Pギャラリー(西宮) 巡回展 「21世紀美術交流」展 千駄木画廊(東京) 2008年 「日仏現代美術世界展」(有楽町国際フォーラム)/第2回 朝日銀座展朝日ギャラリー(銀座) 「2008日本のアート展」in Japan & Canada & korea」=「環太平洋展」 東京・韓国・カナダ巡回 2009年 「横浜開港アンデパンダン展」 BankART NYK(横浜) 他多数
その他 2010年 映画「行きずりの街」(阪本順治監督作品・東映・全国公開)にて作品が使用される
※全文提供: ギャラリー58
会期: 2011年3月21日(月)-2011年3月26日(土) 会場: ギャラリー58
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