吉重公一朗は1982年東京都生まれ。2008年和光大学表現学部芸術学科卒業。このたび初めての個展となります。

「みいはあ」's モニュメント というテーマで、流行している服や物、有名な建物などの具象的なモノを描くことを通して表現しているのは、テレビや雑誌などのメディアが撒き散らすイメージに踊らされているのだということを認識していながら、そうしていることを楽しんでいる感覚です。

アクアスキュータムのトレンチコート、聖武天皇の時代から天皇家に献上され飼育されてきた犬の「チン」、 クルーズ客船の飛鳥IIなどを描いた作品8点を展示いたします。

作家コメント
私が描いているものは、有名な愛玩犬や洋服、また旅行のイメージです。
私は、私の絵をみた人に、楽しんでほしいと思っています。
その楽しさとは、少し笑ってしまうような楽しさです。
例えば、衝動買いした物を後で気に入っても気に入らなくても、
成功でも失敗でも、どちらでも楽しいと思えるような状態です。
テレビや雑誌等のメディアのまきちらす楽しそうなイメージに、
無責任に飛びつくような、真理や正さとは無関係な衝動を、
受容して、楽しんでもらえるといいと思っています。

吉重公一朗
1982年 東京都生まれ
2008年 和光大学表現学部芸術学科卒業

※全文提供：　ギャラリー58

会期：　2011年3月7日（月）－2011年3月12日（土）
会場：　ギャラリー58