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梅田哲也:はじめは動いていた
展覧会
執筆: カロンズネット編集   
公開日: 2011年 3月 16日

YOKOHAMA国際映像祭2009 オープニングパフォーマンス
『停電EXPO』にて(新港ピア)
撮影:KEIZO KIOKU
画像提供:art project room ARTZONE

梅田哲也は、ライブパフォーマンスやインスタレーションを中心に活動するアーティストです。扇風機や風船などありふれた日用品や、空間そのものを素材として用い、音や運動、光が絡みあう現象を立ち上げ、作品化してきました。これまで国内外の多くの展覧会やライヴイベントに招聘されており、最近の主な活動として、『レゾナンス 共鳴』(サントリーミュージアム[天保山]、2010)、『あいちトリエンナーレ2010』(名古屋市内各所)などへの参加や、個展『デッドストック』(LABORATORY、京都、2010)などを開催しています。

本展『はじめは動いていた』では、1、2階のARTZONEだけではなく、6階建てのVOXビル全体が会場となります。来場者は、ビルの内部を屋上から階下、裏から表まで歩き回り、展覧会を体験していくことになります。空間や、そのときどきの状況を素材に制作を続ける彼の目には、築30年を超えるこのVOXビルは非常に魅力的な「素材」と映ったようです。ぜひ、梅田哲也が仕掛ける空間に、立ち会って頂ければと思います。

なお、art project room ARTZONEには定期的に開催されている展覧会と同時並行でイベントや展示を行う、すみっこ企画があります。その企画の一つとして、昨年8月から3月末まで、毎月展示が変わる梅田哲也作品による小企画『DEADSPACE』を行っています。ARTZONEに足をお運びの際は、こちらも是非ご高覧いただきたく思います。

梅田哲也 UMEDA Tetsuya
個展
2010年
『反イメージ進法』国際芸術センター(青森)
『デッドストック』LABORATORY(京都)
2009年 
『ぬ』AD&A gallery(大阪)
『迷信の科学』オオタファインアーツ(東京)
『●(くろまる)』shin-bi(京都) 
他多数

企画展
2010年 
『知覚の扉』喜楽亭(愛知)
『レゾナンス 共鳴』サントリーミュージアム[天保山](大阪)
「あいちトリエンナーレ2010』二葉ビル(名古屋)
2009年 
『CORDED CULTURES』Museums Quartier(ウィーン)
『ある風景の中に』京都芸術センター(京都)
『ensembles'09~休符だらけの音楽装置〜』千代田区旧練成中学校(東京)
『moids 2.0 展』芳流庵(山口)
『コンテンポラリーアート・アニュアル』高松市美術館(香川)
他多数

公式ウェブサイト:http://www.siranami.com/

※全文提供: art project room ARTZONE


会期: 2011年4月2日(土)-2011年4月24日(日)
会場: VOXビル全階(art project room ARTZONE)

最終更新 2011年 4月 02日
 

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