展覧会
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執筆: カロンズネット編集
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公開日: 2011年 2月 15日 |
工藤は、あざやかな色彩を使い、植物や動物、人間などのシルエットを浮かび上がらせるようにかたちを描いていく。隠れた植物や動物が見れば見るほどに浮かび上がる。工藤の描く世界からは植物や動物、人間が戯れあたたかな幸福感を感じさせる。しかし工藤は、情報が無い世界に存在できない人間のよわさを描きたいという。工藤の作品から何を感じるのか、是非この機会に工藤雅敏の世界をお楽しみください。
作家コメント あらゆるところで、あらゆるときに、あらゆる植物が視界に飛び込んでくる。 それがインスピレーションとなり、私の内で発想が展開していく。燃え盛るように存在する花たち。風に弾みながら、四方八方に軽快にのびる草たち。今にも動き出すかのごとく迫ってくる木々。すんな萌え広がる自然物を、絵画という仮想空間に現実世界を超えた広がりをもって描きたい。 しかし、最近では人や動物という存在にも興味が沸き描くようになった。多様化している現代の人間が一切の情報が無い世界に存在したら人の感情は、どのように変化するのだろう。不安やいらだち、本来の自分ではいられなくなる様、人間のよわさを画面に訴えていきたい。 2011年1月 工藤 雅敏
工藤 雅敏 1982年 仙台生まれ 2004年 東北芸術工科大学芸術学部美術科洋画専攻卒業 「卒業制作展」優秀賞(山形美術館/山形) 「卒業制作選抜グループ展」(銀座東和ギャラリー/銀座) 東北芸術工科大学大学院芸術文化専攻入学 2005年 「個展」(GALLERY b.TOKYO/京橋) 「トーキョーワンダーウォール公募2005」 入選(東京都現代美術館/江東区) 2006年 「東北芸術工科大学修了制作展(悠創館/山形) 「個展」(GALLERY b.TOKYO/京橋) 「個展」(Bunkamura Gallery arts&crafts/渋谷) 「トーキョーワンダーウォール公募2006」 入選(東京都現代美術館/江東区) 2007年 「グループ展」(SAN-AI GALLERY/日本橋) 「個展」(GALLERY b.TOKYO/京橋) 「個展」(蔵王画廊/仙台) 2008年 「トーキョーワンダーシード2008」 入選(渋谷) 「トーキョーワンダーウォール公募2008」 入選(東京都現代美術館/江東区) 「グループ展」(art room Enoma/仙台) 2009年 「個展」(GALLERY M/愛知)、「個展」(Re.GALLERY/仙台) 2010年 「二人展」(SAN-AI GALLERY/日本橋)、「グループ展」(馳走舎ギャラリー/山形) 「青山まつり・ライブペイント」(青山外苑前/青山)
※全文提供: ギャラリーM
会期: 2011年3月13日(日)-2011年4月24日(日) 会場: ギャラリーM オープニング・レセプション: 2011年3月13日(日)17:00 -
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最終更新 2011年 3月 13日 |