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リーバイ・パタ:鳴り響く銃声とギリシャの音楽
展覧会
執筆: カロンズネット編集   
公開日: 2011年 2月 10日

画像提供:フォイル・ギャラリー|Copyright © Levi Pata

アメリカ人アーティストのリーバイ・パタは、カリフォルニアで生まれ育ち、 2年前に来日。ネイティブ・アメリカンを先祖に持ちます。 タイトルの「鳴り響く銃声とギリシャの音楽」とは、リーバイ・パタが見た 映画「ゴッドファーザー」のワンシーンに由来します。 ダンスホールに銃声が鳴り響き、ギャングたちが撃たれ、 その後ろではギリシャ音楽が悲しくも流れ続ける。 銃声も音楽も人間が生み出した音には変わりないけれど、 前者は人を不安にさせ、後者は人を豊かな気持ちにさせる。 それはまるで、パタにとって日常の、特に東京での生活のシンボルのようでした。 混沌とした東京という都市で生活することにより、かえって感受性は深まり、 自分自身の静寂とも向き合うことができるとパタは語ります。

あらゆるものには、相反する2つの世界が常に共存している。 閉塞感が漂い、様々な矛盾を抱えながらも進化を求め続ける現代社会、この日本。 東京という都市で生活をする中でこそ、逆説的に研ぎすまされたみずみずしい パタの感性が、依り代のごとく作品群に溢れています。 この機会にぜひご鑑賞ください。

Levi Pata(リーバイ・パタ)
1985年 ホリスタ―(カリフォルニア、アメリカ)生まれ。
2004年 City College of San Francisco, Fine Arts 卒業。
2009年~ 東京在住、制作活動を行う。
リーバイ・パタ ウェブサイト:http://www.plot-web.com/2010/04/levi-pataborn/

※全文提供: フォイル・ギャラリー


会期: 2011年2月25日(金)-2011年3月12日(土)
会場: フォイル・ギャラリー
オープニング・レセプション: 2011年2月25日(金)18:30 - 20:30

最終更新 2011年 2月 25日
 

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