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没後40年-路傍の聖者-宮芳平展
展覧会
執筆: カロンズネット編集   
公開日: 2010年 12月 17日

≪自画像≫1916年|油彩・カルトン|45.5×37.5
画像提供:練馬区立美術館

新潟県堀之内町(現魚沼市)に生まれた宮芳平(みや・よしへい1893~1971)は、18歳で上京し、東京美術学校に学びながら画家を目指します。第8回文展に出品作が落選したとき、審査員長であった森鴎外を訪ねたことから、宮を主人公とする短編小説「天寵(てんちょう)」が描かれたことでも知られています。1915年の第9回文展にはアールヌーボーを取り入れた象徴派風の点描画による作品《海のメランコリー》が入選。当館が所蔵する《落日の嘆美》や《聖夜》などキリスト教的雰囲気をもった作品はこの頃の代表的作品です。1923年に長野県諏訪高等女学校の美術教師として赴任し、65歳で退職するまで教職を務めながら、自然を対象に主観的風景画を描きました。

本展は没後40年の節目に、当館所蔵の油彩、素描、銅版画、ペン画など約60点を展示し、その画業を紹介します。

学芸員によるギャラリートーク
1月22日(土)、2月12日(土)  いずれも午後3時~4時
※2月12日は手話通訳付き  事前申込不要

※全文提供: 練馬区立美術館


会期: 2011年1月4日(火)-2011年2月15日(火)
会場: 練馬区立美術館

最終更新 2011年 1月 04日
 

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