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ツーボトル:保存と活用
展覧会
執筆: カロンズネット編集   
公開日: 2010年 12月 17日

画像提供:京都造形芸術大学 ギャラリーRAKU

空間演出デザイン学科教授・松井利夫と、同じく空間演出デザイン学科の非常勤講師・小山真有によるユニット、ツーボトルとしての初個展情報。

本展覧会は、これまで信楽や直島にて活動してきた松井利夫と小山真有によるツーボトルの 謎に包まれた活動履歴の紹介するものです。彼らのメイン企画である「移動体ギャラリー 無人さん」の 実物を展示し、実際にたこつぼの無人販売なども行う予定です。加えて2010年11月に行われた、 信楽まちなか芸術祭での移動体ギャラリーのお祭りの報告も行います。

キーワード1:盆栽
キーワード2:火鉢
キーワード3:蛸壺
キーワード4:無人販売所

「祈り」を目的として日用品や自分自身の体を飾った古代の人々にとって、装飾は宇宙や神とのコミュニケーションでした。それは美が人間の願望と共に発生し、進化してきた証でもあります。大森は古代土器という形態を元に、現代的に洗練された文様と色彩で私達の感性へ衝撃を与え、祭祀や儀礼に変わるアートの役割を提示いたします。大森準平「Cord Chord Code」では、金色、銀色やカラフルな色彩で火焔式土器の力強さを現代に蘇らせます。どうぞご期待下さい。

松井利夫 Toshio Matsui(陶芸家)
1955年生まれ。京都市立芸術大学陶磁器専攻科修了後、イタリア政府給費留学生として国立ファエンツァ陶芸学校に留学。エトルリアのブッケロの研究を行う。帰国後、沖縄のパナリ焼、西アフリカの土器・縄文期の陶胎漆器の研究や再現を通して芸術の資源の研究を行う。近年はたこつぼ漁、野良仕事に没頭し人間の営みが芸術に変換される視点と場の形成を「末端芸術」をキーワードに野良芸術の育成に取り組む。第40回ファエンツァ国際陶芸コンクールグランプリ受賞。第17回ミラノ・トリエンナーレ招待。著作『失われた身体を求めて』(共著、角川書店、1999年)、『陶 vol.47松井利夫』(京都書院、1992年)等。

小山真有 Koyama Mayu(美術家)
1983年大阪生まれ。2007年京都造形芸術大学空間演出デザイン学科卒業。2005年『entangle』(&’s gallery)、2007年『混沌から躍り出る星たち』(art project room ART ZONE)などに出展。2008年ツーボトル結成し、ツーボトルとして『アートの無人販売所/無人さん』(直島・信楽・別府)。2009年『モノマネノススメ』(文五郎倉庫)などに出展。

関連企画:12月18日(土) ※すべて予約不要・入場料無料
15:00「蛸壺名水茶の封切り」
瀬戸内最後の蛸壺職人による蛸壺を使っていれた茶を振る舞います。

「あそなびとサイシュウビによる出張ワークショップ」
本学子ども芸術学科と芸術表現アートプロデュース学科の学生2人による、展覧会での子ども向けワークショップユニットによる出張ワークショップ。

18:30 「ツーボトルのギャラリートーク&オープニングパーティー」
無人さんとしても活躍する山田牧場ジャージー牛から搾ったノンホモ牛乳で、明るい未来に乾杯!お菓子もあるでよ。

19:00 「蛸壺名水茶二番煎じ」

※全文提供: 京都造形芸術大学 ギャラリーRAKU


会期: 2010年12月15日(水)-2010年12月26日(日)
会場: 京都造形芸術大学 ギャラリーRAKU

最終更新 2010年 12月 15日
 

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