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第5回shiseido art egg
展覧会
執筆: 記事中参照   
公開日: 2010年 11月 04日

藤本涼《live on air (airplane)》2010年 | 画像提供: 資生堂ギャラリー

今村遼佑《白色と雑音》2009年 | 画像提供: 資生堂ギャラリー

川辺ナホ《無題》2010年|映像、球体|撮影:Birgit Wudtke | 画像提供: 資生堂ギャラリー

資生堂ギャラリーは、1919 年のオープン以来「新しい価値の発見と創造」という企業理念のもと、90 年以上連綿とその活動を継続してきました。shiseido art egg (シセイドウ アートエッグ)は、その長きにわたる活動の一環として、発表の場を求める新進アーティストの皆さんに、広くギャラリーの門戸を開放する公募制のプログラムです。本年は、全国各地より261 件の応募をいただきました。

5 回目となる今回は、これまでにも増して20 代の若い方の応募が目立ち、幅広いテーマの興味深いプランが数多く寄せられました。そのなかで、長時間に及ぶ審査の結果、次代につながるテーマ設定と表現、そして資生堂ギャラリーの空間への独創的なアプローチが評価された、藤本涼、今村遼佑、川辺ナホの3 人が入選となりました。<審査員:岡部あおみ(武蔵野美術大学教授/資生堂ギャラリーアドバイザー)、水沢勉(神奈川県立近代美術館副館長兼企画課長/資生堂ギャラリーアドバイザー)、資生堂企業文化部>

資生堂ギャラリーでは、下記の日程で入選者それぞれの個展を開催いたします。三人三様の世界を是非ご高覧ください。

なお、展覧会終了後、3 人の審査員が3 つの個展の中からshiseido art egg 賞を選出します。今年度の審査員は、隈研吾(建築家/東京大学教授)、宮島達男(現代美術家/東北芸術工科大学副学長)、やなぎみわ(美術作家)の3 氏です。

藤本涼 展
2011年1月7日(金)~30日(日) 21日間

藤本涼は、「写真を撮る」のではなく、カメラと写真を用いて「イメージを獲得する」ことを目指しているアーティストです。人物や風景等をモチーフに、独自の手法で撮影された作品は、観るものを時空をこえた異次元の世界へと誘います。本展では、鑑賞者に想像を喚起させるための装置として作品を展示し、印画紙のなかに現れる図像のみならず、資生堂ギャラリー全体でひとつの世界を浮かびあがらせることを試みます。
1984 東京生まれ
2010 東京藝術大学大学院美術研究科先端芸術表現専攻修士課程修了

今村遼佑 展
2011年2月4日(金)~27日(日) 21日間

今村遼佑は、ごく小さな光や音などの現象や物の落下といったシンプルな出来事を素材として空間に配することで、空間と人間の五感の関係性を新たにつむぎだすインスタレーション作品を制作しているアーティストです。本展では、天井高5m強の資生堂ギャラリーに小さな音や点滅する光、日常品等でささやかな気配を添えることでアプローチします。ギャラリー空間のそこかしこでおこる小さな出来事が、わたしたちの記憶や想像に作用して、鑑賞者を日常と非日常の境界に見え隠れする新しい光景へと導きます。
1982 京都生まれ
2007 京都市立芸術大学大学院美術研究科修士課程彫刻専攻修了

川辺ナホ 展
2011年3月4日(金)~27日(日) 21日間

川辺ナホは、「ある一定の時間・現象を切り取って保存、再生する」機能を持つビデオカメラというメディアを用い、モノの動く方向、時間軸を編集して提示し、 人間の「見る」という行為を深く追求しているアーティストです。本展では、単純な動きがそれぞれのリズムで反復する複数の映像を組み合わせ、プロジェクター自体も可動させて資生堂ギャラリーの壁面に投影。複雑に錯綜する映像で鑑賞者を包み、わたしたちの身体に刻まれた記憶をゆさぶるビデオインスタレーションを展開します。
1976 福岡生まれ
1999 武蔵野美術大学造形学部映像学科卒業
2006 ハンブルク美術大学芸術学科ディプロマコース修了

全文提供: 資生堂ギャラリー


会期: 2011年1月7日(金)-2011年3月27日(日)※1月10日、3月21日(祝)は休館
会場: 資生堂ギャラリー

最終更新 2011年 1月 07日
 

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