たとえば切花を購入した時、私はいつも困る。 いつ花を捨てたらー いつ花を「生きている」ものから「死んだ」ものとすればいいのか がわからないからだ。 「生きている」「死んでいる」「今」「過去」私たちはあたかもこれらが絶対的なものとして存在しているようにふるまっているが、私たちが認識した時に生まれているものだと思う。 全てのものはただあるだけなのに、私たちは日々それらを認識し、意味を与え、世界を作り出している。 私は認識する行為を捉えることで、世界の見え方や、自分の存在の捉え方が変化していくように感じている。
－佐藤三加

佐藤　三加
1983年神奈川県生まれ
2006年多摩美術大学映像演劇学科卒業

おもな展覧会など
2004「箱庭展」（UP STAIRS GALLERY／東京)
2005「目に見える透明」（GALLERY GO／東京）
2006「SAZANAMI MOVIE EXHIBITION」（ものづくり学校／東京）
2008「POST つぎの時代と遊びませんか？」（ZAIM／神奈川県）
2008 NHK「デジタル・スタジアム」鈴木康広セレクション
2009「Reels」（遊工房アートスペース／東京）

受賞
2005「多摩美術大学造形表現学部映像演劇学科卒業制作展」学科長賞
2008 NHKデジタル・スタジアム　鈴木康広セレクション　ベストセレクション

※全文提供：　遊工房アートスペース

会期：　2010年12月1日（水）－2010年12月12日（日）
会場：　遊工房アートスペース