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アンテ・ヴォジュノヴィック 展
展覧会
執筆: カロンズネット編集   
公開日: 2010年 12月 07日

《ERECTION》蛍光灯、木材|1800x2400x700mm
画像提供:hpgrp GALLERY東京

ヴォジュノヴィックは光を、水、風、石、さらには時間や、「白」といった媒体や概念を彫刻表現の素材として操るアーティストです。日用品等を巧みに取り入れ、既成概念にとらわれること無く素材を自由に遊ぶ彼の作品は、驚きと愉しみに満ちており常に新しい感覚を提供してくれます。

ヴォジュノヴィックはフランスで生まれ、思春期を北アフリカ、マグレブで過ごしました。その後海軍への従事を経て、1975年より製作活動を開始。ヨーロッパ、アメリカを中心に多くの個展を開催し、1997年の来日以来、日本を拠点に活動しています。

かねてより立体表現にこだわり続けるヴォジュノヴィックは「立体であることが、説明義務から逃れる最善の方法」とし、観衆には「どこからでも眺め、触り、モノのカタチと存在を五感で体感する」双方向のコミュニケーションを望んでいます。また、「空間」そのものも自身の作品の一部とし、「”空っぽ”は至極当然のようにモノと同様」とも語っています。

本展では作品と空間との均衡が光で保たれる作品を発表します。ぜひ35年間の創作活動の原点回帰として瞬間(いま)を捉えた表現方法の進化を体感してください。

アンテ・ヴォジュノヴィック / ANTE VOJNOVIC
フランス大西洋岸にて生まれる
2010 ウインドウアートワーク”TANGO VARIATIONS”、”二つの椅子の狭間で” H.P.FRANCE WINDOW GALLERY (東京)
2009 個展 “水の存在”、OGNI (名古屋)
2008 インスタレーション “竹の森”、丸ビルマルキューブ、”竹に咲く花” 三菱地所アルティアム (福岡)
2007 “真直ぐな曲線”、代官山ヒルサイドフォーラム (東京)
2005 札幌JRタワーアートプロジェクト “ミス・ホリゾン・ファミリーバージョン”(札幌)
2002 インスタレーション “3つの食卓” Destination New York (ニューヨーク)
1997 招聘によりアトリエを東京郊外へ
その他、Galleria el Nondo (バルセロナ)、Espace Armani (ミラノ)、Salon du meuble (ミラノ)、Galerie South Pacific(ベルリン)、Saks Fifth Avenue(ニューヨーク)、ポンピドゥー・センター (パリ)、Galerie de Nestle (パリ)などでの展示多数。

※全文提供: hpgrp GALLERY東京


会期: 2011年1月7日(金)-2011年1月30日(日)

最終更新 2011年 1月 07日
 

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