山本一弥:リバース |
展覧会 |
執筆: 記事中参照 |
公開日: 2010年 12月 02日 |
山本一弥(やまもとかずや)の作品は「なに??」と一瞬、頭を真っ白にさせます。 巨大なキューピーの頭、ギャラリーの天井にも届くような逆さになった頭のない子鹿の肢体。 合板を高く積み重ね削って造形しカラフルでポップに着色した可愛らしいはずのモチーフに宿るその奇妙さは、 いつまでも喉の奥にひっかかった魚の骨のように頭に残ります。 近年の作品はヒューマンスケールになったものの、 ガウンや靴、身体の一部のような何かが左右シンメトリーに開かれ、 それは柔らかいのか固いのか、湿っているのか乾いているのか、 美しいのか気持ち悪いのか、存在するのかしないのか、、、、 私たちの感覚を切り裂き、判断を宙づりにします。 本展では、新作4点を、APSとギャラリー・カメリアの2会場で展示いたします。 是非ご高覧いただければと思います。 企画・問合先 三ツ木紀英(a piece of space APS) 全文提供: ギャラリーカメリア 会期: 2010年12月1日(水)-2010年12月18日(土) |
最終更新 2010年 12月 01日 |