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街色 雪色 旅の色:大亦みゆき 陶の絵展
展覧会
執筆: カロンズネット編集   
公開日: 2010年 11月 15日

小箱「星降る夜に」 花器 左 「オペラ座にバレエをみにいこう」
花器 右「旅のはじまりは中央駅から」
画像提供:ワイアートギャラリー

大亦(おおまた)みゆきさんは、2000年、陶芸で立体作品「大阪の古民家」を制作、作家の心に残った懐かしい情景を大型のやきものにして注目を集めました。2002年に大阪の中心地に工房を設け、自身の作品創りと共に、数名の陶芸家と共に新しい釉薬の発見と研究に取り組んでおり、これが独創的な陶の色彩に生かされています。

大亦さんは、毎年旅にでかけ、海外で出会った人々や風景を陶板や花器、小箱などに描いています。釉薬や色土の研究に専念して生まれた深い豊かな色彩の陶器は、独自の世界を展開しています。焼成によって発色の違う微妙な色合いを巧みに使いこなし、どこか懐かしい街の風景が魅力的です。

行き交う人々の会話が聞こえてきそうな北欧の街や港、雪の降り積もったクリスマスの公園、旅人で賑わう駅、澄み渡る空気の森や湖など、旅のスケッチをもとに、陶板、花器、小箱等にやさしく豊かな色使いで表現した作品を40点余展示いたします。こころ暖まる絵陶器をご高覧ください。

作家略歴
1965年 兵庫県神戸市生まれ
1989年 京都市立芸術大学工芸科染織専攻卒業
1999年 舞洲陶芸館研修生 吉田喜久一先生に師事。
2000年 第18回朝日現代クラフト展入選
2001年 ひより工房開窯
2003年 第37回女流陶芸展(京都)入選
2005年 第39回女流陶芸展(京都)、NHK京都放送局賞受賞
2003年 第37回女流陶芸展(京都)入選
2007年 JR大阪セルヴィスギャラリー個展
2008年 ワイアートギャラリーにて個展(09年も)

他個展、グループ展開催多数
現在 ひより工房にて「釉薬研究会」主宰、大阪市立クラフトパーク陶芸工房非常勤講師

※全文提供: ワイアートギャラリー


会期: 2010年11月30日(火)-2010年12月13日(月)
会場: 松屋銀座・7階(東京都中央区銀座3-6-1)


最終更新 2010年 11月 30日
 

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