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NOTE -彫刻から考えること-
展覧会
執筆: カロンズネット編集   
公開日: 2010年 11月 02日

画像提供:京都市立芸術大学ギャラリー@KCUA

京都市立芸術大学大学院彫刻専攻学生による展覧会

わたしたちは「制作」をしています。わたしたちにとって「制作」とは、表現についての思考から実際の作業、時として日々の生活までも含む一連のサイクルのようなものです。

彫刻科の研究室で日々交流しながら、わたしたちは各自の制作を進めています。他者が集まり制作し語り合うこの空間は、それぞれの「つくること」を共有し高めあい、みとめあうことのできる大切な場所となっています。

日常的でありながらも刺激し合える空間での「つくること」を、丸ごと「みせること」が、作品の新たな可能性を開拓していくためには有効なのではないだろうか—そう考えたわたしたちは、今回、作品の様々な可能性を探るために、「つくること」と「みせること」の両面を併せ持つ展覧会のかたちを考えました。

本展覧会では、1階を個々の作品をみせる展示の場とし、2階はメンバーが常駐して来場者との対話を行うラボスペースとします。そして会期中は公開制作や出品者自身によるギャラリーツアー、制作過程上で生まれた資料や副産物の展示などを行います。ギャラリースペースの中にコミュニケーションを誘発し、制作者の内面を垣間見せるような場を設けることで、作品に対する多角的な見方を可能にし、作品だけでは伝えきれない制作の様々な表情を表すことのできる展覧会を目指します。(出品者一同)

(“ NOTE ” は、2006年より始まった京都市立芸術大学大学院彫刻専攻の学生による自主企画展で、今年で5回目を迎えます。)

出品作家
門田訓和/河村啓生/松本誠史/森田るい/中村潤/谷本真理/杉山美里/對木裕里/山本彩

全文提供: 京都市立芸術大学ギャラリー@KCUA


会期: 2010年11月13日(土)-2010年12月5日(日)11:00 - 19:00(最終入場18:45まで)|月曜休館

最終更新 2010年 11月 13日
 

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