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伊藤一洋:fallen genius
展覧会
執筆: カロンズネット編集   
公開日: 2010年 10月 18日

《Liquid GoldenBaby No.41 -好奇心-》
2009年|250x620x320mm|ブロンズ
画像提供:hpgrp GALLERY東京|Copyright © Kazuhiro Ito

ブロンズの可能性に挑み続ける彫刻家、伊藤一洋の新作展。

昨年当ギャラリーで発表した「Evidence」展では、黒く佇み現在の人間を表す「Dear Blind Phantom」シリーズ、未来に現れるであろう新種の生命体の象徴として黄金色に輝くまで磨かれた「Liquid Golden Baby」シリーズ、そして未知の存在、宇宙人として白銀色に輝く「Starman Loves You」シリーズを発表、芸術的彼岸のEvidence(証拠)を残しました。

立体物としての量塊感と有機的な形が放つ生命感を、朽ちること無く半永久的に存在し続けるブロンズという素材に刻み込んでいる伊藤の作品ですが、本展ではより研ぎ澄まされ、「彫刻は最終的には一枚の板、一本の棒になる」という自身の考える彫刻、装飾的要素の排除という姿にまた一歩近づいた作品が並びます。

伊藤一洋 Kazuhiro Ito
1972年  福岡県生まれ
1997年  武蔵野美術大学工芸工業デザイン学科卒業

個展
2010年  「The return of the thin bright duke」 ヤマネアートラボ(福岡)
2009年 「Evidence」 hpgrpギャラリー東京(東京)
2008年 「The baby can dance, phantom cry」 hpgrpギャラリー東京(東京)
2007年  「LIQUID GOLDEN BABIES」ギャルリー東京ユマニテ(東京)
2006年  「LIQUID GOLDEN BABY」to.ko.po.la(福岡)
2005年  「彫刻の本能 vol.2」 なびす画廊(東京)
2002年   なびす画廊(東京)
2000年  「焼かれ猿、立ち眩んで半歩」田中画廊(東京)
1999年  「焼かれ猿の顎」 田中画廊(東京)

グループ展
2010年 「久月」 aura gallery (北京)、「DIMENSIONS-版表現、その広がり-」 東京日本橋高島屋6階美術画廊X (東京)
2009年 「掌9」ラディウム レントゲンヴェルケ(東京)
2008年 「Moeglichkeit(メークリヒカイト)」ラディウム レントゲンヴェルケ(東 京)、「無題/UNTITLED」 hpgrpギャラリー東京(東京)
2007年 「彫刻の本能 vol.3」 hpgrpギャラリー東京(東京)
2005年 「奇妙な庭、にて」田中画廊(東京) 
2004年 三人展「火群の芽」桃林堂画廊(東京) 
2003年 二人展「彫刻の本能」なびす画廊(東京)、ギャラリーなつか(東京)、「Melting Pot」田中画廊(東京)

※全文提供: hpgrp GALLERY東京


会期: 2010年12月3日(金)-2010年12月29日(水)

最終更新 2010年 12月 03日
 

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