吉田公美 展 |
展覧会 |
執筆: カロンズネット編集 |
公開日: 2010年 10月 07日 |
吉田公美は2002年武蔵野美術大学大学院造形研究科彫刻コース修了。関東を中心に発表をおこなっており、当ギャラリーでは4回目の個展となります。鍛金とは異なる技法で、鉄板を熱して叩き熔接した、重厚で肉感的な彫刻作品を発表しています。独自の調合による溶剤で鉄の表面を腐食させ、さらに表面加工を施すことによって金属でありながら体温や脈動を感じさせる肌質を生み出します。 吉田の作品には、いつもお尻の形状が潜んでいます。その理由について、「私がいつもお尻の形を作る理由は、「頭隠して尻隠さず」のメッセージを込めているからです。そして、お尻の膨らみは、二足歩行する人間にしかない肉付きです。つまり「人間」そのものを表しています。人間の内側に在る感情と、外側に在るお尻、この二つで形を作っています。そしてそれによって、人間の内面を曝け出します。見る人には心の中を覗かれて欲しい。私が作り出した作品で、現実と、有り得ない物が混在する、夢うつつな空間を表現したい。」と語っています。 今回の個展では、鉄や羊毛、布などによる立体作品を展示いたします。 作家コメント プロフィール ※全文提供: ギャラリー58 会期: 2010年10月18日(月)-2010年10月23日(土) |
最終更新 2010年 10月 18日 |