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FLATLAND ― 絵画の力 ―
展覧会
執筆: カロンズネット編集   
公開日: 2010年 9月 28日

画像提供:京都市立芸術大学ギャラリー@KCUA

本展出品作家たちは、2000年から2005年にかけ卒業、修了あるいは博士課程に在籍しており、絵画がモダンアートの中心だと考えられてきた時代とは一線を画した、映像、写真を含むさまざまなメディアが華々しく並び立った90年代以降を経験したいわゆるゼロ年代にあたります。ゼロ年代に入ると表現形式がますます多様化する一方で、絵画もまた新たな魅力を発揮し始め、京都芸大油画専攻出身の数多くの作家たちも若手作家の登竜門とされる「VOCA」展に出品するなどその一翼を担ってきました。

そうした現象を踏まえ、本展では主に次のような三点についてアーティストトークをはじめ、パネルディスカッションを通じ検討し、次世代のアートを考える契機とします。

•インターネット上でも動画を簡単に入手できるようになり、三次元映像も話題となっている現在、本展のタイトルFLATLANDの住人である絵画の力はどのような点にあるのか。
•モダニズムペインティングと現在の絵画についてどのように考えるか。
•本展出品作家の指導者の多くが80年代半ばから活躍しているが、ゼロ年代世代と80年代の絵画との関連、あるいは違いはどこにあるのか。

本展は尽きせぬ絵画の可能性を広く紹介し、多様な語りが展開される機会となることを目指すものです。

出品作家(予定)[50音順、敬称略]
大竹竜太 川口奈々子・小柳裕・高木紗恵子・中岡真珠美・Robert Platt・ 北城貴子・ 前田朋子・ 増田佳江・ 横内賢太郎

キュレーター: 森口まどか(美術評論家)

関連企画
•アーティストトーク、オープニングレセプション: 10月9日(土)4:00pm~(予定)
•パネルディスカッション:10月30日(土)2:00―5:00p.m.(予定)
パネリスト:中井康之(国立国際美術館主任学芸員) 加須屋明子(京都市立芸術大学准教授)
司会:森口まどか(本展キュレーター)

全文提供: 京都市立芸術大学ギャラリー@KCUA


会期: 2010年10月5日(火)-2010年11月7日(日)

最終更新 2010年 10月 05日
 

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